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| 外装色は、「レーシンググリーン」。 ソリッドのダークグリーンである。 如何にもイギリス車であることを主張する「レーシンググリーン」・・ 磨き込めば、ベントレー特有の しっとりとした深い輝くを放つ。 よくよく見ると、リア・フェンダーに、少しだけ微粒の飛び石後があるにはあるが、手直しを要すレベルのものではない・・むしろ、少ない。 コンディション◎・・新車時の輝きは、まったく色褪せていない。 前述したとおり、コンチTは、コンチRに比べ全長で14cm短いが、正確に言うとホイールベースでは、ちょうど「10cm」短く、前後のバンパー合計で4cm短い。 ドアの大きさ(長さ)もトランクの大きさ(長さ)もコンチRと同じである。簡単に言ってしまえば、コンチRの10cmショートホイールベース版ということになる。 10cmショートで犠牲になったスペースは、リアシートの居住空間で、これに対応すべく、コンチTでは新たにシアシートのデザインが変更されていて、さほど狭さを感じさせない。 運転席の居住空間は、まったく損なわれていないので、コンチR同様、十分な広さと快適性を確保している。 全長:524cm、、この長さなら、都心にありがちな530cmパレットの駐車場に入れることもできる。(重量制限さえクリアできれば、、) このオーバーフェンダーを見よ! フェンダーからサイドスポイラーにかけての造作は、切れ目がなく、流れるような、その造作は、流石にMPWの傑作。 タイヤサイズは、コンチRの17インチ・7.5J・255に対し、コンチTは、18インチ・9J・285サイズと巨大。 最初にデザインありきなのか、この285タイヤを履かせるためにデザインされたのかは不明であるが、この18インチ・285タイヤは、コンチRに履くとフロントがボディに当たってしまって履かせることができない。 マフラー: 標準は、T専用物のシングルマフラーであるが、当個体は、オプションの4本だしマフラーが 奢られている・・迫力、音、センスともにバツグン。 98年式以降から、フロントグリル内がマトリックスタイプの物となる。 これだけでも、後から買うとディーラーでは90万円相当の品物。一般消耗品は、そんな高いものではないが、、消耗品でないもの、、特に外装パーツは高額なものが多い、、新車4000万円級の車であるから当然であるが、、車両保険にお入りになることをお勧めする。 |
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| 内装は、「スプルース」レザー。 「スプルース」は、カナダやアラスカなどの寒いところに生息するマツ科の針葉樹の名称で、、この木の葉っぱの色のグリーンをイメージしたカラーである。 この表現しにくい微妙なグリーンもイギリス車、、それも超の付く高級車でないと似合うものではない。 レザー素材は、言わずと知れた「コノリー」社製のロールス献上品クラス、、現在、ベントレー社が使用しているイタリア製のレザーとは残念ながら比べようもないほど素晴らしい・・・ 状態も新車のよう・・と表現して遜色あるまい。 内外装ともに流行に流されない「王道行く」カラーコーディネイトである。 ハンドルもダッシュも天井も「スプルース」、、なんと粋なことか、、。 内装の造作は、98年に一新されていて、シート形状、ヘッドレスト形状(ピニンファリーナ・デザインの「アズール」タイプになり、デザイン面のみならず、シートベルトが使いやすくなった)、エンジンスターターボタンの位置、シフトノブを含むシフトゲージ廻りなどが、以前と異なり、メッキが増え、より豪華さを増している。 この後期型仕様になってからのコンチTが、国内に非常に少ない。 フェイシアは、コンチネンタルTの素性を証明する、エンジンチューンドアルミパネルと呼ばれる鱗模様のアルミ、、、その名のとおり、当ベントレーのエンジンと同じ「アルミ」素材で作られている。 1920年代、ル・マンで5勝を飾った「WOベントレー」時代のレーシングカーの一部に使用されていたフェイシアパネルをイメージして作られたものだ。 センターの7連メーターは、燃料計、ブースト計、水温計、油圧計、時計、外気温度計、電圧計、の7つ。 パネル中央の赤いボタンがエンジン・スターターボタン。 このボタンを押してエンジンをかければ、必然と雰囲気が盛り上がる。 マフラー音は、重低音であるが、決して五月蝿くはない。 グリップの太いハンドルを握って走りだす、、アクセルを全開に踏み込めば、このワイドタイヤを持ってしてもホイールスピンは免れない、、 あっという間に200Kmオーバーの世界に誘うが、それは、いざって時だけ、、この車は、のんびり走っても十分楽しい、、、よしんば渋滞中でも幸福感を味わえる。 |
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| 1959年から基本設計を変えることなく、進化を続けてきた もはや伝説のアルミ合金製V8エンジン。当然、絶好調。 97年に、「コスワース」と「ザイテック」との技術協力のもと、登場したコンチTのハイパフォーマンス・ターボ・エンジンは、98年以降、更に進化、、404馬力、トルク:81.6kgmから、426馬力、トルク:89.2kgmにパワーUP 最高速は、250kmから273Kmへ。これ以上は必要あるまい。 99年以降モデルになると、エンジンカバー上部のシルバープレートに職人のサインが刻まれている。 そう、爆発的に部品点数の多い、このエンジンは、完全にハンドビルドで組み上げられているのだ。厳密に言うと、一台のエンジンは、2人で1チームとして担当し、責任者の方のサインが入る。 1万分の1の公差まで測定して、組み上げられる このエンジンの耐久性はハンパじゃない。組み立てに要す作業時間「80時間」。 メーカー自身もカタログに書いてあるが、「1920年以降、製造されたベントレー(WOベントレーを含め)の内、約3分の2の個体は現在も可動している」、、と。 これは、現存可動率といわれるが、もちろん、世界一の可動率を誇る。 これに、可動してない個体まで入れる「現存率」になると、8割以上は軽く現存しているのではなかろうか、、。 因みに、このモデルが最後のコーチビルド作品となった「MPW」であるが、 ブランド名と職人は、今も「クルー工場」に現存する。 クルー工場の一角、「MPW」専用の広大?なスペースがある。 そこで、世界中の大金持ちからの、わがままなスペシャルオーダーカーを製作している。このスペースに「ライン」は存在しない。 昔ながらの完全なハンドメイドで一台づつを仕上げていく。 彼らの技術力があれば、どんなにわがままで奇想天外な注文であろうと不可能はない・という。 ウソかマコトか、近い将来、過去販売したロールス・ベントレーのレストア作業も請け負う・・らしい(取材してきたライターの方:談)。 アストン・マーティンでも、旧工場の「ニューポートパグネル」でレストア部門に力を入れているというから、おそらく本当になるであろう。 過去の遺産を後世に正しく残していこう・という理念がなければ、ベントレー社の明日はない。もちろん、当社もだ。 世界に19台しかない・・02’コンチT・・・もちろん、一生ものである・ |