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2003/12/07
クリスマスに精進料理 オランダ人は一般的にクリスマス・イブからクリスマス・デイは自宅で過ごします。もちろんイブから始まる深夜のクリスマス・ミサへ出かける方達が多いからです。セカンド・クリスマス・デイ(12/26)は外出することが多いようです。親を含めた家族訪問が主です。その訪問は午後です。訪問される側は飲み物とスナック/ケーキくらいは用意しますが、客のために夕食は用意しません。 で、夕方になると皆でレストランへ出かけ、すこし値段のはる夕食を味わう人達が多いようです。年間を通じて一番贅沢な家族揃っての外食です。あまり家族外の人が加わることはありません。これは毎年のことですから、お互いに食事に招待するとか、招待されるとかにはなりません。完全に「割り勘」と思って頂いてかまいません。つまり Dutch Account です。親も子もなく完全に平等です。(微笑) 私は外国人ということと、家族がない一人暮らしということで何度か或る家族の交わりに参加させて頂きました。この家族の主であるご夫婦と特別に親しくしていましたので。午後の家族訪問から、この「割り勘」によるディナーに何回か参加しました。これは慣れると大変に気が楽で便利なものです。最初参加した時は、折角の機会だし私が招待出来るといいのにと思ったりしましたが、何しろ人数が多い…、軽くン十万円くらいになりますしね。 ここ何年も人気のあるのが、大きなホテルのクリスマス・特別メニューです。これはビュッフェ・スタイルです。大きなレストラングループもやってますが、こちらは何故かあまり面白くないですね。といいますのは、オランダの大きなレストラングループとは日本で言うところのファミリーレストランに近いところですから…。一流どころのレストランはそれほど大きいところはなく、こちらは特別メニューを用意してもビュッフェ・スタイルにはしません。その古い格式のあるレストランの方が私は好きですけどね。まあ、子供さんが一緒だったりするので、華やかに見えるホテルへ出かけることが多かったです。こんなビュッフェ・スタイルをやらせるとアメリカ系のホテルがいいみたいです。名を挙げると「ヒルトン」です。 でも何年か前にそのご夫婦のご主人が不慮の出来事で亡くなってから、少しづつ変化が現れ家族全員が揃うことがなくなってきました。それ迄は年末をスキー場で過ごしたいと思っても、その行事が終わらないことには出かけられない、という不文律が生きていたようです。それ以前は若い家族の不満があまり表面に出なかったようです。まあ、どこにでもある話ですね。世代の交代。世代が違えば、やり方が変わって来ます。価値観も違いますから。この世代による食い違いに意見を挟む気はありません。寂しい思いをする世代がでるのは、致し方ないところです。いつの日か、そんな人達も世代の交代に巻き込まれるわけですからね〜。私はそのことを別に残念と思いません。他の楽しみ方もおおいにあると考えますから。でもその未亡人となった方とはその後もよく一緒に過ごしました。クリスマスの時期のみならず。 さて今年の私の計画です。セカンド・クリスマス・デイに何人かの友人を集め精進料理に近い物を振る舞うことにしました。まあ、前菜に刺身くらいは出しますが、あとは卵と乳製品を限度とした殆ど植物系の物でやります。新鮮な材料は限られますが、乾物、冷凍食品あるいは缶詰類を使えばそれなりに出来ます。自信あり!こんな時は日本食料品店より中国食料品店です。乾物と新鮮ないい野菜が冬でも買えます。缶詰もね。 ロッテルダムに住む親友の女性版画家、イネケが今月手術を受けます。実はこの精進料理、彼女から要望があったのです、Monk's Foodsを食いたいと。Monk's Foodsとは僧侶/修道僧の食い物ね。私の命名です。精進料理を辞書検索にかけても出ませんでした。説明をするのは難しくないけど、短い名前をつけたかったので、これにしました。生臭坊主でもいいですワ〜。私等もどうせ精進料理で一杯飲むのが目的ですから。なんと言いましたっけ…、え〜っと、そう「般若湯」という愉快な命名がありましたね〜。これは説明しません。知らない方はご自分で調べて下さいね。 これはイネケの全快祝いとはいきませんが、励ます会になりそうです。ちなみにこのイネケは自分のホームページで自作の版画を紹介しております。よろしかったらこちらを覗いてみて下さい。独特の観察眼を持ったアーティストです。私の飼っているチビ犬トニーの大好きな人です。豪快な笑い方をする女性で、彼女がこの大笑いをする度にトニーが彼女に飛びかかります。まあ、こいつは小さいからジャンプしないと届きませんからね。何故か、このトニーは大きな声で笑う人が好きなんですよね。私には彼のボスですからあまり遊び心を発揮しないのですが、私が大笑いした時は気が向くと飛びかかってきますね。で、このイネケは自分が大笑するとトニーが話しの邪魔をしにくるのが分かってるので、大笑いを我慢するんですよね。機会を待って、その横でじっと待つトニーね。いいコンビです。 こんなトニーですが、イネケが居ても人が飲んだり食ったりしている時は、テーブルの近くへ来ません。しっかり訓練してあります。これはトニーは訓練のしがいのある犬でした。レストランへ連れていくための訓練ではありましたが、完全に理解してくれました。どんな場所でも、人が食事中はおとなしく横になって目を閉じてます。テーブルで供される物は自分の為ではない。自分の食い物は所定の彼専用の容器からしか食べちゃいけないことを理解してます。外で食べる時はまず私が手で容器から少し取り出してやります。するとその容器からのものは食べていいと認識します。口で食ってもいいといくら言っても食べません。少し手が掛かりますけど、拾い食いをしたり、食い物を乞って吠えるよりいいですね。 あ、いつの間にかトニーの話になってしまいました。このところトニーのことを書いてなかったので、ご堪忍のほどを。こんな具合に暗い長い冬を過ごしておりますが、その気になればいくらでも楽しいことが見つかるものです。 イネケはじつのところ無神論者でして、おまけにクリスマスが大嫌いです。これには大きな理由がありましてね。近いうちにこれを書いてみたいと思います。クリスマス前に書かないと効果のあがらない話ですから、来週くらいに何かと組み合わせて書くことにします。また食い物のコーナーになると思います。イネケは大きなSlager=肉屋さんの3女として生まれ育っていますから、このコーナーがふさわしいと存知ますので。あっは。 クリスマスの時期の話題?でした。 Brug43 |