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2004/12/01 
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アルバート・カイプ
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 12月になりました。鉛色の厚い雲に覆われ、変わらず暗〜い冬空ですが、もはや昨日までの11月の雰囲気ではありません。今週末にヨーロッパのサンタさんがプレゼントを持って子供達を訪ねてくれますからね。もちろん真夜中の訪問ですが、暗くないとサンタさんは来てくれないかも知れません。^^。

 日本食品を求めて、買い物に出掛けました。こちら側からはセンターを越えたずっと先にある大きな「日本食品店」です。この地域は日本人コロニーと言われるほど、日本人が多く住んでいます。あ、日本企業のオフィスに勤める人達です。定住者ではありません。品数も豊富で値段も一番安いのですが、私のところからはとても不便な地域です。でも、日本食品を扱っている店が何軒もある中華街が私のところから近いので、普段はこちらで済ませます。中国の店で買えないものが欲しいときだけ出掛けます。私にとって、中華街で買えない重要なものとは「納豆」ね。^^。もっと近いオークラホテル地下の日本食品店とか、平地なのに私が「山の手」とあだ名をつけた地域に「明治屋」があります。でも、"納豆" だけを求めてわざわざ行く気にはなれませんからね。あっはは。。。

 手早くこの店で買い物を済ませました。私は日本食品店で長時間過ごすのが苦手です。日本人だけの付き合いを主に、日本人社会を構成している方々がたくさんいらっしゃるのでね。^^。私はこのメンバーでもないし、またメンバーになりたくもありません。で、こんな方達との接触を避けたいと思っております。このことは、わざわざ書くほどのことではありません。日本人が多数住む世界中の地域で見られることで、別に珍しことではありません。そこに入り込みたくないという方が少数派でしょうから、書いたり叫んでも数では絶対に勝てませんからね。こんな風に外国で単一民族だけの行動をとるのは日本人だけではありません。アジア人だけでもないですよ。ヨーロッパ人だって、アメリカ人だって、程度の差こそあれ世界の民族がやってます。ですから、よく書かれる「日本人の特殊性」なんてバカなことは考えてません。^^。

   dan_L

 センターへ戻りました。アムステルダム最大の青空市「アルバート・カイプ・マーケット」です。今年は体調が悪くこの大好きな青空市へ一度も顔を出しませんでした。ホントに久し振りです。やっぱり楽しい。久し振りに訪ねた魚屋さんのおじさんやおばさん、お姉さんもお兄さんもニコニコと私を迎えてくれます。昨年秋から生やしている髭(顔中=手入れはしっかりしてます!)にもかかわらず、直ぐに私と分かってくれます。「犬は?」ときいてくれる人もいました。久し振りにトニーは家で留守番です。日本食品店は、犬を入れてくれないのでね。

 2年ほど前にあるオランダの雑誌からインタビューを受け、そのときこの「アルバート・カイプ・マーケット」の魚屋さんとの付き合いを話しました。それが記事になり、大きな写真も載りました。それを読んだ人がたくさんいて、随分冷やかされました〜。ここへは、ほぼ一年振りなのに、ほんの先週以来のような感覚でした。平日にもかかわらず、ものすごい人出でした。

 一通り青空市を練り歩き、買い物を済ませました。最後は花屋さんです。この青空市には2軒お気に入りの花屋さんがあります。花の鮮度は殆ど変わりません。値段もほぼ同じ。おいてある花の種類が若干違います。一番の違いは店に並んでる花の色です。これが私には大事です。2軒とも私の好みの花色を見せます。たしか4軒の花屋さんが、この青空市にはあるのじゃなかったかしら。他の2軒の方が遥かに花色は豊富です。種々雑多と言ってもいいくらいの色で溢れてます。リッチと言えばとてもリッチです。豪華です。

 
 でも、わたしゃこんな豪華な花色の組み合わせが大嫌いなんですわ !!
 

 人それぞれですからね、好みは。嫌いなら行かなければいいだけです。で、近づきもしません。それでいい。

 きょうは淡い紫を主体としたブーケを作ってもらいました。この季節にこの色は少し寒々とした感じがします。でも家の中はヒーターが効いて暖かですから、私の眼には好ましい。すでにブーケとして作って並べてあるものの方が値段は安いのですが、私は頻繁に生花を買うわけでもないので、買うときは値段を忘れ、好みの組み合わせにして貰うことにしてます。いずれにしてもオランダは花がとても安い。日本に住んでいる頃、私は男性としてはよく花を買う方だったと思います。友人を訪ねるときにもよく花を持参しました。あ、女性を訪ねるときです。日本で男性を訪ねるときに花を持参した記憶はないなぁ。いつでも「花より団子/or 酒」だったな〜。

 でも花を買ったときには、毎度その値段にあきれたものでした。いまはあのころに比べると、日本でも花は安くなっているのかも知れませんね。流通も大分整備されているようですし、また花の輸入が以前よりずっと盛んになっているようなことを聞いていますしね。出荷前のこちらでのチェックが有効になり、日本到着後の検疫チェックが殆どなくなっているようなことも聞いてます。ですから、鮮度が落ちないうちに輸入花が市場に出回るようになったと・・。

 さて、私の好みの花を組み合わせでブーケを作ってもらいました。そのアレンジメントを見ているうちに、以前から書きたかった、この花やさん達のことをコラムにしようと決めました。日本ではちょっと記憶にないことなのですが。このマーケットの花屋さんに限らず、訪れたアチコチの青空市の花屋さんって、男の人が多いです。大きな店で何人かが働いている中には女性もいますが、おおむね男性、それも大男が多いです。老若に関係なくです。大きな手で素早く、とても器用に花をアレンジしてくれます。でも、その大きな身体からは土の匂いがします。つまり花で装飾を施すデザイナーの臭いではなく、花を生産する農夫のような匂いです。もちろんこれはたとえで、本当の匂いはしませんよ。あっはは。

 オランダはフラワーアレンジメントが盛んなようです。ここで取得したフラワーアレンジャーのディプロマは日本でも大した評価になっているようです。毎年、日本からこのディプロマを取得すべく何人もの受講者が参加しているようです。でも、聞くところによると、そのアレンジメントはバンケットやウェディングを飾るもののようです。つまりパーティー会場を飾る豪華なやつです。いまの私はそんなのに興味がいかない。^^。上に書いたような、花を生産する農夫の匂いのする、花に親しみを感じさせてくれるブーケが好きです。つまり「よそ行きじゃないやつ」ね。こんなのじゃなければ、自宅に花を飾っても寛げないからね。あっはは。

 知り合ったオランダ人の家庭でもプロまがいに立派なブーケを飾る人がたくさんいます。そんな人とは根本的に考え方、生き方が違っているようで、あまり親しみを感じません。で、しばらくするうちに疎遠になってしまうことが多いです。花の飾り方一つで、心の底にあるものを感じ取れるなどと言いませんよ。でも、こんなのより、むしろ花を飾らない人の方が信頼出来るという感じはあります。久し振りに花で少しだけ理屈を捏ねてみました。^^。

 帰ったら、トニーがドアから飛び出しジャンプしてきました。たまにはトニーを連れずに出掛けるのもいいものです。自由がききますからね。

 久し振りに練り歩いた「アルバート・カイプ・マーケット」でした。


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