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2004/02/18 
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Mao姉さん
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 私の最大の楽しみの一つにブリッジがあります。このサイトで使用しているハンドリングネーム (HN) の "Brug43" はインターネットのブリッジ・ゲームに参加する時のハンドリング・ネームです。ニック・ネームみたいなものですね。この Brug はオランダ語で橋、英語ですと Bridge です。オランダで「ブリッジ・ゲーム」は英語の「Bridge」をそのまま使っています。発音も同じです。

 私にはブリッジとは別の世界のニック・ネームがあります。普段は殆どこの名前を考えません。犬の世界でのニック・ネームです。先日このサイトの BBS に「オーパさん」で始まっている書き込みがありました。それを見て「あれっ!」と思いました。ケアーンテリア・ファンクラブ (CTFC) の主催者 Mao姉さん の書き込みでした。「オーパ=opa」とはオランダ語で「おじいちゃん=祖父」のことです。英語で「grandfather」或は「grand pa」ね。^^。

 あれっ? と思ったのは別に「年寄り扱いされた」からではありませんよ。この「オーパさん」という言葉をこのサイトで (BBSでも) 目にしたのが初めてでして、ちょっと意外な感じがしたのでね〜。オランダではよく使う言葉です。この CTFC の掲示板に「トンチェのオーパ」のニック・ネームを使って書き込みをしているのを忘れていたわけでもありませんがね…。普段、私はトニーを「トンチェ」と呼んでいます。この「トンチェ」も日本では CTFC でしか使ってないのです。なのに書き込みして下さったのが Mao姉さんとすぐに気が付きませんでした。気付いてから大笑いしました。私の大笑いに、トニーが駆け寄って来て「そんなに笑えることなら僕も参加した〜い!」と飛びついてきました。毎度のことです。

 「オーパ」はオランダ語ですから、オランダに住んでいる私には別に珍しい言葉ではありません。むしろ「トンチェ」という「トニーのニック・ネーム」のことが面白いので書きたくなりました。 CTFC の掲示板で以前簡単に説明したことがありますが、ちょっと書いてみます。

 「トニー」は英語名です。このフルネームは「アンソニー = Anthony」ですね。後ろの部分 thony だけを取り Tony としてます。オランダ語では「アントン = Anton」です。英語と同じく、後ろの ton を取って 短縮型のニックネーム Ton と呼ぶことが多いようです。日本でよく知られた柔道の「アントン・ヘーシンク = Anton Geesink」もオランダでは「トン」と呼ばれていると思います。子供に (大人にも) 特別に親しみをこめて呼びかける時、名前の後ろに「チェ=tje」を付けて呼びかけることがあります。「Ton+tje = トンチェ = 小っちゃな "トン"」となります。これ、日本語の「〜ちゃん」と殆ど同じですね。つまり「トンちゃん」ね。英語では殆ど見ませんね、この使い方。この「チェ」は全てのものに付けることが可能です。

 豪邸に住んでる人が「mijn huisje = マイン・ハウシェ = 私の小さい家/私のお家ちゃん」とやっているのを聞いたことがあります。下に挙げる「シェ」になる型ですが。「Zonnetje = ゾネチェ = 太陽ちゃん」みたいなのも可能です。日本語でも "ちゃん" を付けて、けっこうこの使い方しますよね。大男を指して "een groot mannetje = 大男ちゃん" とやる人さえいます。もちろん「Opatje = オーパチェ = 祖父ちゃん」もあります。この日本語の「〜ちゃん」の起源は何なのでしょね。いつ頃から使われ始めたのでしょうかね。オランダ語ではこの「チェ」以外にその名称のスペル最後の文字によって「チェ」にならず「シェ」や「ピェ」になることがありますけど、とても似てますね。音や使い方が。

 蘭学が盛んな頃にけっこうオランダ語が日本語の中に取り込まれてますね。それ以前にはポルトガル語が同じく日本語の中に入り込んでいったように。まあ、メスとかフラスコとかのカタカナ用語が殆どですが。ひとつだけ面白い例外的なものがあります。「お転婆」ということばです。これオランダ語です。Ontembaar 発音は オンテンバール。家畜などのある動物を特定し、こいつを 馴らすのは難しい などと表現するときに使います。人には使わないようです。英語では Untamable です。

 アムステルダムのポルトガルの店で極辛のものを買ったとき「ピリピリ」がいっぱい入っているから「もの凄く辛いよ!」と説明してくれたポルトガル人のオバさんがいました。これ「ポルトガル語の辛いもの = つまり唐辛子」によく使う言葉だそうです。正式名ではありませんが、俗称/あだ名ね。これも日本語の感覚に極めて近いですね。こんなこと言語の専門家には当たり前のことでしょうが、思わぬ時に出くわすこんな言葉に遠い歴史を感じたりして面白いですね。「トンチェのオーパ」からいろいろ話が脱線致しました〜。

 さて、このコラムのメインのMao姉さんの話です。今年の初めからこのサイトで「トニーの物語」の連載を始めたところ、ケアン・テリアに関する問い合わせのメールを何通か頂きました。「どんな犬?」との問い合わせです。トニーの写真を載せることは簡単ですが、私では十分な説明が出来ません。もっと明確で分かりやすいサイトとして、Mao姉さんのホームページへリンクして頂くことにしました。英語やオランダ語のサイトは紹介出来ますが、日本語でなければなりません。「トニーの物語」の連載以前からMao姉さんのサイトは覗いていましたが、その内容は正直なところ眼を十分通してるとは言えませんでした。ケアン・テリアの紹介でリンクさせて頂くにあたり注意深く読んでいきました。驚きましたね〜。犬への愛情がふんだんに盛り込まれた文章も含め、実にいい。読んでいて、愛犬家である私は興奮しました、感動さえしましたよ。

 このケアン・テリアの日本に於ける歴史はまだわずかなようです。ケアン・テリアそのものはテリア種最古の姿を維持しているのですが…。Mao姉さんは日本のケアン・テリアの歴史を作っている「まっただ中」にいらっしゃる方のようです。日本のケアン・テリアが「世界のスタンダード」に通じる道を開拓していることに眼を見張ります。正直に申しますと、愛犬家の趣味が高じて、ブリーダーになった方のサイトで十分と思って探しておりました。いろいろなサイトを見ましたが、私が期待していたより遥かに素敵なサイトを発見できました。

 彼女は仲間と協力して「ケアンテリア・スタンダード」の翻訳からやっていらっしゃる。根本的なところからアプローチしていらっしゃるのがとても嬉しくてね〜。これ、私の眼には一番大切なことです。私なんかはすでに出来上がっているオランダの愛犬家の機構のメンバーに収まり、既存のものを受け入れただけでしたから、一から始めるご苦労は本当のところわからないのですが。なによりケアン愛好家が増えることを願い、すでに飼い主になっている方達にはケアンのより深い理解をして頂けるよう講習会を開いたりしてます。大変なエネルギーを感じます。愛犬家そのものということです。(微笑) お人柄も大変たのしい方です。きっぱり!

 彼女のサイトの BBS に、彼女のことを私のサイトで書きたいと申しあげたところ、「私が登場するんですか???あらら〜〜面識もないのに・・・全く!」と回答を頂きました。あっはは。彼女のサイトで見たこと・読んだことを、私の印象とフィーリングで率直に書いていくだけですから〜。それ以上も以下も出来ません。(笑)


最後に彼女のサイトの BBS でのやり取りから愉快なのを:

Mao姉さん:
その日の気分で文章が変わるので、……… 
Brug43:
ケアンみたいにテンペラメント豊かな文章を楽しんでますから、今のままがいいですよ!
Mao姉さん:
やっぱり・・・私ってケアーンですかね?  私がケアーンなのか?ケアーンが私なのか?  時々分からなくなるくらい、似ているところあります。本心で書いたら、もっと過激でしょうね (^^)。


 このMao姉さんやケアーンテリア・ファンクラブ (CTFC) とのお付き合いは時々書かせて頂きます。

 最後になりましたが、Mao姉さん、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。


Brug43
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