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2004/07/08
フロックス 先月からコラムを書くのをサボっている間に、フロックスが咲き始めました。これは美しい宿根草です。キリッと直立して庭に咲いている姿も、切り花として花瓶に生けた姿も高貴な気品に満ちています。和名が「花魁草」とありますが、ちょっとイメージが湧きませんね、私には。この花から匂う香りが花魁を連想させるとか…、検索で調べた名前の由来に出てました。私の書き方は、女性の職業や地位に対する差別ですかね〜? ^^。 この花は、高温多湿の地域で育てるのが難しいようで、日本では関東以南であまり見ない花のようです。数ある草花の中で私の最も好きな花です。花色はたくさんありますが、私は断然「白」が好きです。こちらでは気候に合っているのか、あまり手入れをしなくてもよく育つようです。あ、アルカリ土壌も理由の一つでしょうね。近所の家の庭にたくさん見られます。これが咲き始めますと、住宅地をトニーの散歩コースに加える時期です。 私の家の裏側は大きな円形の共同庭園になっております。このところあまり覗かなかったのですが、やはりフロックスが咲き乱れています。赤系統のものも咲いてますが白がメインです。この庭は私の住んでいる円形の長屋の内側にあります。外からは見えません。この長屋を囲む外側の通りが "Binnenhofstraat" と名付けられています。この Binnenhof は「中庭」の意味です。以前にも何かに書きましたが、私の住んでいる地域は Bloemenbuurt (=花の地域) と呼ばれています。これ、あだ名ではなく正式名です。近くの道路、通りは全て花の名前がついております。知らない花の名前もいっぱいありますが、オランダの花の名前がついているからかも知れません。英語名や和名にすれば「な〜んだ、この花かぁ」と、いうことになりそうですが。 自分の家の裏に大きな庭があるのに、あまり覗かないのはおかしいですね。ええ、理由が2つあります。春からは種々の花が咲いてキレイなのですが、色が多すぎることからウンザリしてました。それなりにキレイなのですが…。大輪のバラがたくさん咲いておりますし、キレイに広がった芝の部分もあります。中心に東屋風の小屋があり、ベンチもいくつかあります。ただいまはラベンダーの群生も見られます。ですから、夏の落ち着きのある花で溢れた庭園になってます。手入れがそこそこ出来た、万人向きの庭です。私は、誰にでも好かれるように出来ているものが苦手なんです。少々汚らしくても、もうちょっと人間らしい個性のある庭がいいと思っちゃうのです。あっはは。これが一つ目の理由です。 2つ目は単純なことです。トニーです。この長屋には比較的お年寄りが多く住んでおります。平屋で、階段のない家であることが大きな理由です。犬を飼っている人もいますが、猫を飼っている人が多いです。その猫ちゃん達がノンビリ芝に横になって「オランダの夏の柔らかい日差し!」を飼い主と楽しんでおります。そこへトニーが登場しますと、アッという間に戦場と化します。ウサギを追いかけるように、逃げる猫を追うのが大好きなトニーです。こうなると私の手には負えなくなります。悪魔のようなチビ犬です。おじいちゃん/おばあちゃんから苦情を言われるのは「苦手」です。^^。表通りに出ている猫は逞しく強いので、トニーは怖いらしく避けてます。こんな中庭に出てくる猫は「箱入り娘」みたいなものですからね〜。トニーは庭に出たがりますが、出してやりません。で、私もでません。あっはは。 こんなことですが、フロックスの咲き始めた頃は、やはり中庭を歩き回ります。トニーを家に残してね。あるいは、トニーを連れて出るときは鎖につないでます。皆さん、そんなトニーを見ると笑います。 まあ、フロックスはいたるところで見られますし、この中庭のフロックスに拘泥することもありません。もっとキレイに咲いているところが、トニーの散歩コースに何ヵ所もありますから。 フロックスでした。 Brug43 |