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2004/10/17
カレル チャペック 先日、懐かしい名前をオランダの雑誌に見つけました。カレル チャペック。チェコの作家です。彼の名前を知ったのは二十五年くらい前かな...。何かの雑誌の書評で、彼の著書「園芸家12ヶ月」を取り上げたのを読みました。それまで彼のことは全く知りませんでした。 なかなか楽しい書評で、園芸に夢中になっている頃でしたから、早速買い求めました。読んでみて、ちょっとビックリ・・。園芸を扱ってはいるものの、園芸本ではありませんでした。「ホンマもの」のエッセーでした。^^。その表現力 (視点) と筆力に驚かされました。こんな発見は嬉しい驚きです。それ以降、彼の著作を買い漁り、読みました。日本語への翻訳ですから、まだたくさんは出ていなかったと思います。とても楽しい思い出です。 日本を離れるときに本を大分整理しました。整理の段階で、大半を友人や知人に差し上げてこちらへ来ました。1000冊くらいは残し、オランダ向けに発送しました。この中にカレル・チャペックの本は「園芸家12ヶ月」だけを残した記憶がありました。探しましたが見つかりません。まあ、いいんです。英語版やオランダ語版がでている筈ですから、その中に買い求めます。日本語でしか読んでいませんから、いい機会です。 この本では面白いことをしました。いま思い返すと、ひどく押し付けがましいことでしたが。(笑) 文庫本ですから、大変に安価です。でも中身はステキです。で、本屋さんに30冊注文しました。それを思い当たる「友人・知人・家族」に次々に送り付けちゃいました。問い合わせもしないでね! あっは。でも、大変に好評を博しました。無視された方もいらっしゃいましたが、殆どの方からとても感謝されました。園芸に興味がある/なしに観点はありませんでしたから。 実はこの「樹木草花」を始めるときに、このチャペックの「園芸家12ヶ月」を思い浮かべておりました。それ故「大して植物の世界に知識もないのに、大それたことをするなぁ!」と、アチコチに書いた次第です。^^。彼のこの著書の中で、印象に残っているのは晩秋の部分です。手許に本がありませんから、引用も出来ませんが、花期の終わる時期の園芸家の悲哀/嘆き/寂しさの記述が大変印象的です。美しく咲いてくれた花への感謝の言葉もあり、愛情に溢れたものです。でも、感傷に溺れるようなチャペックではありません。大好きな作家です。 東京で日本語訳を読んだわけですから、日本(東京〜関西地域)の気候を当て嵌めて理解しようとしていたようです。ときどき気付いて修正を試みますが、ヨーロッパにはまだ住んだ経験がありませんでしたから、想像にすぎません。それ以前に住んだ北陸金沢での経験は、北部ヨーロッパの気候をイメージするには役にたったかも知れません。いま長年暮らしているオランダで読むと、かなり違った印象を受けることになりそうです。オランダは海岸地帯で内陸のチェコとは気候はかなり違いますが、日本で読んだときより理解が深まりそうです。これは楽しみです。 本日夕方、オーストラリアの友人・トニーが、このチャペックの国から到着します。彼の外交官キャリアで、最初の赴任がブカレストだったそうです。この内陸の東欧諸国には特別な思いがあるようです。その当時知り合った何人かの友人を訪ねるのが目的で、定期的にヨーロッパへ出掛けてきます。オランダ訪問もその中に含んでくれました〜。 現在、このトニーはあのドライ(気候です)なオーストラリアでも、飛び切りドライと思えるブリスベーンに居を構えようとしてます。冬でも暑い。意識的に天候が悪化するこの時期を狙って内陸の東ヨーロッパへ出掛けるのは、その反動だそうです。^^。気候が年間通じてあまり変化しないのは、やはり退屈極まりないなんて言ってます。オランダも気に入っているようです。内陸部に比べれば、気温は若干高めですが、オランダの気候だって悪さではいい勝負が出来ますからね。あっはは。 Brug43 |