シャドウなのか?


夢の中で号泣した。自分でもびっくりするくらい激しく泣いた。

夢の中である友人が死んだ。
大きな吹き抜けのあるデパートの上の方で、誰かが死んだとぼくに告げる者がある。ぼくはエスカレーターを駆け上がって、そこに行った。ぼくはそれが女だと思っていたのだが、うつ伏せで死んでいたのは男だった。露わになった男の背中には縦一文字にくっきりと手術のあとがある。そいつが誰だかぼくはピンと来た。取り囲んでいる人々の一人がぼくにそいつの名前を言う。やっぱりそうなのか、とぼくは思う。と同時にものすごい悲しみが湧き起こり、ぼくはそいつの名前を呼びながら激しく泣く。何度も何度も名前を呼び、号泣する。

目が覚めた。
長いこと会っていないその友人のことを考えた。
そいつはぼくにとって「成功」とか「有名」といったものを代表しているような男だ。ぼくは彼に羨望していた。嫉妬していたかもしれない。つまり、彼はぼくのシャドウなのかもしれないと思った。

それが「死んだ」ということなのだろうか。

ちょうどぼくはいつものエッセイ で「有名になろうとすることの浅さ」を書いていたところだった。夢はぼくに、「そうなんだよ」と伝えてきたのだろうか。おまえのシャドウはもう死んでいるんだよ、と教えてくれたのだろうか。

ああ、激しい夢だった。

Posted: 火 - 10月 18, 2005 at 05:24 午前            


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