秋田県 仙北郡 田沢湖町に位置する、八幡平焼山麓の玉川温泉は、地獄谷と呼ばれる世界的にも稀な大規模な源泉を有し、至る所から火山ガスが噴出し、硫黄が生成されている。またラジウムを含む源泉中では、台湾の北投(ぺいとう)温泉で発見された北投石が生成され、天然記念物に指定されている。この北投石は鉛を含んだ重晶石の変種で、放射能も持っている。放射能性の理由は、「ラジウム温泉の成分が蓄積されて、結晶化したものだから」といわれているが、確かな事はまだ良くわかっていないという。

火山ガスの噴出口周辺は、硫黄の結晶が樹氷のように生成されている。

摂氏98度という高温の熱水が湧出する湯元周辺。強酸性泉。
硫化水素を含む火山ガスが噴出している噴気口の周辺には、火山ガスの昇華物として、斜方晶系の硫黄の結晶が生成しているのが見られる。

火山ガスの昇華物として、硫黄の結晶がドーム状に生成されている。

噴気口周辺から採集した硫黄の結晶集合体。

玉川温泉の北投石

鉛を含んだ重晶石の亜種で、放射能性を持っている北投石。特別天然記念物のため、採集する事はできない。

母岩の表面に生成された北投石。北投石だけのリッチなサンプルは縞状の構造が観察できる。

左の標本をズームして観察してみると、微小な結晶集合体であるのがわかる。

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