『日本海海戦とメディア』


木村勲、『日本海海戦とメディア 秋山真之神話批判』、講談社選書メチエ

日露戦争(およびその後の講和会議)というのは日本のメディア史を語るうえで確かに重要なトピックであろうし、東郷平八郎の神格化は、後にロンドン軍縮会議をめぐって軍縮反対派の御輿になるなど、少なからぬ実害を生み出している。けど『坂の上の雲』も読んだことないしそもそも秋山真之に思い入れがないのでけっこう読むのが大変だった。近年閲覧が可能になった史料(『極秘明治三十七八年海戦史』)に依拠した研究なのだが、当事者の心理を状況証拠から推測した箇所が少なくなく、素人としてはちょっと評価に困る。

Posted: 水 - 10 月 11, 2006 at 08:39 午前          

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