『悪魔のピクニック』


タラス・グレスコー、『悪魔のピクニック 世界中の「禁断の果実」を食べ歩く』、早川書房

副題でおおよその内容は見当がつくわけだが、実のところ対象は食べ物だけではない。ノルウェー(密造酒)、シンガポール(チューインガム、ポピーシード・クラッカー)、アメリカ(生乳のチーズ)、スペイン(豚の睾丸)、アメリカ(煙草、キューバ葉巻)、フランス〜スイス(アブサン)、フランス(チョコレート)、ボリビア(コカ)、スイス(ペントバルビタール・ナトリウム)といったぐあい。もちろん、最後の一品は著者も試していない。
本書のスタンスを的確に要約しているのが次の一節。「どの時代にも毒だと糾弾された物質がある。その社会が悪の烙印を押したものを見ると、そのもの自体の悪い点より、人々のおそれや偏見が見えてくる」(255頁)

Posted: 土 - 9 月 16, 2006 at 10:54 午前          

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