『アメリカン・ドリームズ』(DVD)


監督:ポール・ウェイツ
出演:ヒュー・グラント、デニス・クエイド、マンディ・ムーアほか
2006年、アメリカ

原題は American DreamzA Drity Shame と一緒に Amazon.com で注文した直後に国内版が出るのを知ってあわててキャンセルした。これもビデオスルーですか。元ネタの「アメリカン・アイドル」は日本でもCATVのFoxテレビで放送しているし、知らなくても映画を観ていればしくみは飲み込める。その他のネタもみな日本でおなじみのものばかりだし、別に日本公開が難しい映画だとは思わないんだが…。IMDBのユーザーレビューをみると高い評価と低い評価に二分されている感じでなかなか興味深いが、とりあえずウィレム・デフォーのハゲヅラだけでも笑えるし、“真実に目覚めかけた”大統領がベッドで読んでるのが『ジハード vs マックワールド』だったりするといったネタもあるし。ヒュー・グラントがゲスな役なので日本のファン層とあわないからか?

キャストが『アメリカン・パイ』シリーズとかぶっている(クリス・クライン、ジョン・チョー、「スティフラーのママ」のジェニファー・クーリッヂ)のでピンときて調べてみたら、監督(脚本、製作も)のポール・ウェイツはシリーズ第2弾、3弾のエグゼクティヴ・プロデューサー。

あらすじについては町山智浩氏が紹介しているのでそちらをどうぞ。そんなにとんがった映画ではなく、だれか(この場合アメリカ人の誰か、ということだが)を決定的に怒らせるようなことは巧みに回避されているように思われる。むしろ観ていて改めて感じたのは、「笑いで世相を風刺」みたいなお気楽な発想はもう成立しないこと。「テレビはテレビ批判ですら商品として消費してしまう、というメタテレビ批判を映画で消費している」というパターンだから。もちろんこれは「笑い」だけでなく「嗤い」についても言えること。

Posted: 土 - 12 月 9, 2006 at 10:14 午前          

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