『裁かれる首相の犯罪』全16巻入手(29日追記)


『裁かれる首相の犯罪 ロッキ−ド法廷全記録』第1集〜第16集、東京新聞特別報道部編、東京新聞出版局

10月22日
前々から欲しいと思っていた『裁かれる首相の犯罪』をようやく手に入れることができた。



第1集の刊行が1977年(初公判の年、私が買ったものは翌年の第2刷)、最終巻が出たのが1983年である。背景の新聞コピーは左が田中起訴を伝える76年8月17日の朝日新聞朝刊、右がコーチャンの単独会見を掲載した8月21日の朝刊(「コーチャン回想」は21〜23日の3日間掲載)で、これまた最近手に入れたものである。
『裁かれる首相の犯罪』を入手することによって 1) 各被告、証人の法廷証言を立花隆の記述に依存せずに参照でき、2) 弁護側の意見書、上申書、求釈明申立書など、要するに弁護側の言い分を参照することができる(それらに対する検察側、裁判所の対応とともに)ことになった。これで丸紅ルート一審を対象とした裁判批判論に関する限り、完璧に論破するための材料が揃ったと言えよう。
新聞コピーの方は資料的価値はあまりないが(基本的に知っていることばかりなので)、当時の雰囲気を知ることはできる。まず気づくのが、「中曽根はあぶなかったんだなぁ」ということ。おそらくは児玉が口を閉ざしたために助かったのだろうが、76年の夏の段階では逮捕も十分あるとみられていたことが分かる。

10月29日
3巻を読み終わって4巻目に突入。公判と平行して嘱託尋問調書についての意見書のやりとりが続いている。弁護側の意見書を読んでいるとさすがにやり手の弁護士を集めただけあって、あらゆる論点についてあらゆる観点から異議を唱えまくっている。そのなかには素人の私からみても「とうてい裁判所が認めるわけはないから、とりあえず言ってみただけだな」としか見えないものもあれば、さすがに説得力があると思わせるものもある。一連の意見書に比べれば巷で流布している裁判批判論はよくて縮小コピー、大抵は劣化コピーにしか過ぎない。

Posted: 土 - 10 月 29, 2005 at 11:33 午前          

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