ロッキード事件30周年
まああまりたいした記事でもなかったのでつい後回しにしていたのだが、やはり事件発覚30周年ということでいろいろとネタが出てくるようだ(『月刊現代』の連載もしかり)。ロッキード事件:5億円は参院26候補に 調書で元秘書官毎日新聞 2006年7月27日 3時00分 「戦後最大の疑獄」と呼ばれるロッキード事件で、受託収賄罪に問われた田中角栄元首相=1、2審実刑、上告中死亡=の榎本敏夫元秘書官=外為法違反で有罪確定=が、東京地検特捜部の調べに、ロ社側から受領した5億円について「74年の参院選候補者26人に2000万円ずつ渡した」などと供述していたことが分かった。調書とともに一覧表にまとめられたが、公判では証拠として申請されなかった。田中元首相らの逮捕から27日で30年を迎える節目に新事実が判明した。 関係者によると、この調書は、76年7月27日の逮捕から8月9日の起訴までに作成された。榎本元秘書官は公判で一貫して5億円受領を否認したが、捜査段階では逮捕翌日に認め、公判で11通の調書が証拠採用された。今回判明した供述調書はこれとは別で、実際は計16通あったという。 元秘書官は「田中邸に運んだ後の5億円の処理は知らないが、参院選で私がお届けしただけでかなりの金額になる。5億円もこれらの中にミックスされ消えてしまったのではないか」と供述。参院選候補者への配布一覧表を作成して「私の記憶が不確かな部分はあえて記載しませんでした」と念押ししたという。 一覧表は(1)氏名(2)授受時期(3)金額(4)授受場所(5)備考−−の順に記され、当時の全国区10人、地方区16人の候補者名が書かれていたという。授受の時期は73年11月〜74年3月で、金額はほぼ一律2000万円。授受場所は田中元首相の事務所があった砂防会館が多く、議員会館や個人事務所もあったとされる。 26人には田中派だけでなく他派閥や無派閥も含まれ、国会で「嘱託尋問は違法」と述べた閣僚経験者(故人)や、否認に転じた榎本元秘書官の5億円授受時の「アリバイ」を法廷で証言した閣僚経験者もいた。しかし、後に「参院のドン」と呼ばれた1人を除き、党や政権の中枢を担った候補者はいなかった。榎本元秘書官は「選挙に弱い候補に配った。自派議員は砂防会館で元首相が渡し、他派閥には自分が届け、相手の秘書を介することは絶対になかった」と供述したという。(後略)まあこれも例の富田メモと同じで、(具体的な名前はともかく)公然の秘密だったことのウラがとれたというはなしですな。お次ぎは、ほったらかしているあいだに記事が消えてしまったので
Google
のキャッシュから。ロッキード事件の端緒、ニクソン献金の調査だった(2006年7月23日3時3分
読売新聞) 田中角栄元首相が逮捕されたロッキード事件が暴かれる端緒となったのは、ウォーターゲート事件で失脚したニクソン米元大統領への献金に関する、米証券取引委員会(SEC)の調査だったことが、当時のSECや米上院関係者の証言などで明らかになった。 SECが不正献金を疑い、ロッキード社などの海外口座を調べた結果、海外での不正工作を把握。 調査を引き継いだ米上院小委員会の秘密公聴会で、ロ社の贈賄先として田中元首相の名前が浮上し、公開の公聴会に切り替えた1976年2月、日本をはじめ世界15か国での工作が明らかにされた。 ロ事件をめぐっては、独自のエネルギー政策を打ち出していた田中元首相が米側から狙い撃ちにされたという「陰謀説」もあるが、当時の米関係者は否定している。 事件発覚の経緯の詳細が明らかになったのは、これが初めてのことだ。(後略)これまた例の富田メモ以下同文。お次ぎもWeb上の元記事は消えてしまっているのだが。ロッキード事件に新事実「英首相が直々セールス」
-
読売新聞[
2006年7月20日3時5分
] 田中角栄元首相が逮捕されたロッキード事件で、全日空の機種決定直前の1972年9月、東京で行われた日英首脳会談で、当時のヒース英首相が田中首相に対し、米ロッキード社の新型機「トライスター」購入を強力に働きかけていたことが、英政府の機密文書で明らかになった。トライスターがロールスロイス製のエンジンを積んでいたということで、イギリス政府の関与も奇異ではない。
Posted: 日 - 8 月 6, 2006 at 11:14 午後
Comments