『ダーク・ナイト』


監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、ヒース・レージャー、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケインほか
2008年、アメリカ

同じ監督・主演コンビによる前作『バットマン・ビギンズ』はニンジャも飛び出すマンガチックな映画で(まあアメコミが原作だからそれでもいいといえばいいんだけど)、その割にブルース・ウェインが手作業でバットマン・スーツに塗装しているほのぼのシーンが笑わせてくれたのだが、今回はジョーカーのメイクとバットマンの扮装がなければ「自警団」もの「ギャング対司法組織」ものの定番をきっちり押さえたつくりになっている(町山智浩氏はポッドキャストの番組で『ダーティー・ハリー』が下敷きであると指摘していた)。ただし、続編(現シリーズの第3作)を前提としてつくることができる、というのが『バットマン』の強みだろう(『ダーティー・ハリー』のラストでバッヂを投げ捨てたハリー・キャラハンは2作目ではなにごともなかったかのように刑事を続けていて、しかも“闇の処刑人”気取りの警官たちと黒幕と戦うちっとも汚くないキャラになってしまった)。
冒頭の数分間が特に素晴らしく、ジョーカーというキャラクターを僅かな時間で観客に理解させる導入となっている。2時間半ほどの尺だが長さを感じないテンポのよさ。

Posted: 日 - 9 月 21, 2008 at 01:03 午前          

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