George Carlin, "You Are All Deseased"ほか



少し前に町山智浩氏が訃報を紹介していたコメディアンのジョージ・カーラン。私はケヴィン・スミスの映画に出てる人、としか認知してなかったんだけど、有名なコメディアンだったんですな。そのケヴィン・スミスの映画『ドグマ』では、“時代遅れとみなされているカトリック教会のイメージをポップにするためのキャンペーン」を推進するグリック枢機卿を演じて、十字架像に代わる新しいアイコン、バディ・クライストを紹介していた。

町山氏が紹介していた Youtubeの動画を手がかりにいろいろみていると、宗教が持ちネタの一つであったようだ。スミス監督もカトリックの家庭出身だが、ジョージ・カーランもアイルランド系(ステージではカトリックについて「分別がつく頃まではワシもそうだったが」とギャグにしていた)。

宗教は史上最大の bullshit

十戒はなぜ10で、9でも11でもないのか? そりゃマーケティング上の決定なんだよ

というわけで Amazon.com で単独ライブのDVD、"You Are All Deseased" と "Life Is Worth Losing"、それからまだ非常に若いベン・スティラーと共演した映画のDVD1枚を購入。ライブ・パフォーマンスをみているとそれが「アメリカのリベラル派が保守派、特に宗教右派に対して抱く不信や不満」をギャグのネタにするというのが主要な芸風である(“中絶に反対する連中はなんでゲイを目の敵にするんだ? 中絶には最も縁のない集団なのに!”)ことがわかる。もちろん、毒舌芸が売りでもあるから、「政治的に正しい言葉遣い」がネタにされたりもする(“マイノリティについてよく言われるのが「たまたま○○なだけだ」ってやつだ。「彼はたまたま黒人ってだけだ」ってな。まるで事故みたいじゃないか! ―私の友人の一人は、たまたま黒人なんですよ -ああ、両親が黒人なんですね? -ええ、そうなんです -で、二人がセックスした、と・・・そこでビックリが起こったわけですな?) というわけで、アメリカの政治文化のポピュラーな表現を知る教材にもなりそうな。

我が家に降臨したバディ・クライスト。



Posted: 土 - 8 月 9, 2008 at 11:12 午後          

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