『イン&アウト』
監督:フランク・オズ
出演:ケヴィン・クライン、マット・ディロン、ジョーン・キューザックほか
1997年、アメリカ
なんの期待もなく観たのだがなかなか楽しめた。もう7年も前の映画なのでネタバレを恐れず書くが、途中までは典型的な「誤解を解くために主人公が悪戦苦闘するコメディー」の路線でストーリーが進むものの後半に至ってひとひねりした展開になる。ゲイだという噂が立った高校の教師(結婚式を目前に控えている)が実は…というオチなのだが、非常に微妙なバランスのうえに成り立っているプロットである。オーソドックスなコメディのパターンに従えばゲイであることを「晴らすべき汚名」として扱ってしまうことになるから、「政治的に正しい」結末ではあるようにみえる。他方でカミングアウトとその受容(本人および周囲の人々による)をあまりに簡単なものとして描いているという批判も予想されるが、コメディとしてはそうせざるを得ないところであろう。
メインキャストの3人はいずれもはまり役。特にマット・ディロンは『メリーに首ったけ』と同じく、若い時の彼のセルフ・パロディのようなゲスい男を演じており、出番が少ない割に存在感がある。
Posted: 日 - 11 月 21, 2004 at 11:11 午後
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