今週のDVD、本


DVD: "Supersize Me", "The Hunting of the President", "Clueless", "Mean Girl", ”Thriteen", "The Dreamers", "Thriller"
本:『アメリカは恐怖に踊る』(草思社、古本)、『世界が完全に思考停止する前に』(角川書店)、"Lies and the Lying Liars Who Tell Them" ( Penguin Books) 他

Amazon.comから注文していたDVDが水曜日に届いた。早速観たのが "Supersize Me"。以前に読んだ『ファーストフードが世界を食い尽くす』の著者、エリック・シュローサーへのインタビューが特典映像に収められている。この映画のメッセージは極めてシンプル。すなわち、「ファーストフードばっかり食ってると太って健康を害する!」 当然、環境問題や労働市場への巨大食料産業の影響についてはほとんど踏み込んでいない。『華氏911』に対して「知ってることばかりだった」と批判した人間はこの映画を酷評せねばならないわけだが、さてどうするつもりだろう?
まあなんといっても自分自身を実験台にして、健康を害してゆくプロセスを見せるというアイデアの勝利でしょう。最初に「スーパーサイズ」を食べた後にゲロを吐くシーンはインパクトがあるが、実は1ヶ月間×3食のうちスーパーサーズを勧められた回数はそれほど多くないことがエンディング近くのテロップからわかる(その半数以上がテキサスでだった、というのが笑える)。同じく特典映像には、マクドナルドのメニュー数種と、レストランでつくられたフライドポテトおよびバーガーをガラスの壷に入れ、ひたすら放置して様子を見るという実験(科学的にはあまり意味を持たない手続きだが)が収められている。驚異的なことに、マクドナルドのポテトは10週間経ってもカビ一つ生えなかった! 北米版はスペイン語字幕しかないので細かい部分は聞き漏らしたが、シュローサーの本を読んでいればまあだいたい見当はつく。
ちなみに私自身のマクドナルド体験は、学生時代に(友達がバイトしていたため)数回行ったのと、10年ほど前の正月に行ったのとをあわせて五指に足りるほど。ファーストフードを意識的に避けるようになったのは15年ほど前からだが、もともと外食はあまりしない方だったので。10年前は正月に友人と酒を飲んだところ、帰る前にラーメンが食べたいと言われ、正月のこととてどこも営業していなかったため、やむを得ず駅前のマクドナルドに入ったのだが、この時は本当にまずいと思った。後でゲロはきましたが、まあこれは飲み過ぎですね(笑)
ただし、ファーストフードを避けても大酒を飲んでいるのでプラマイゼロ、というところか…。
次に観たのは"Clueless"、"Mean Girl" という学園モノ。アメリカ映画に出てくるハイスクールといえば、生徒たちがサブカルチャーごとに細かく分かれたグループを作っており、それらの間にポピュラリティに関する明白な階層が存在しているのが特徴(トップに君臨するのがアメフト部員とチアリーダーで、最下層に位置するのがどうやら数学部員らしい)。どちらの映画もそうした階層性そのものを題材としたコメディ。『ミーン・ガール』の方がややブラックで、『クルーレス』の方がより素直なラブコメ。

島田荘司の新刊『竜臥邸幻想』(カッパノベルズ)を借りて先週読んだため、島田荘司の「吉敷竹志シリーズ」を段ボールから発掘したり新たに買って読んだりしていたため、今週は先週から持ち越したドーキンスの『悪魔に仕える牧師』を初め、他の本はどれ一つ読了せず。丸山眞男の講義録と創元ライブラリの中井英夫全集の未入手分をまとめて最近買ったのだが、当然これも手つかず。というか、中井英夫はこれまで持ってた分も全然読んでないのだが…。
今日はようやくアル・フランケンの "Lies and the Lying Liars Who Tell Them" を読み始める。アメリカのテレビやラジオで跳梁する極右コメンテーターの垂れ流すヨタについての批判本。これと関連して『現代アメリカの陰謀論』(三交社)も買ったのだが、読むのはいつになることやら…。『アームズ・コンサート』や『ミクロコスモス』と一緒に買ったレスリー・チャンの『色情男女』や『ホテル・ニューハンプシャー』(子役時代のセス・グリーンが出ているが、日本公開時に観に行ったときには当然ノーチェック)のDVDも途中までしか観てないし…。

Posted: 木 - 12 月 2, 2004 at 07:51 午後          

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