『スパイダーマン2』
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア、キルスティン・ダンストほか
2004年、アメリカ
一部ネタバレあり
迷ったあげく劇場では見逃したので、珍しく発売日当日に購入。自宅最寄り駅のDVDショップに寄ったら見当たらないので「でかい店にしか在庫がまわっていないのか?」と思ったら、店の外に特設売り場が設けてあった。
作り手の側に「こういう映画をつくろう」という明確な構想があり、その構想を手際よく実現する手腕もあるという、まさに『デビルマン』の対極にあるような娯楽映画(それでいてところどころに「さすがオタクやなぁ」と思わせるシーンもある)。やたらイジイジするヒーローというのは日本のアニメ、特撮を見慣れた人間にとってはまったく違和感はないし。
ただ冷静に考えると突っ込みどころもあって、例えばオクタヴィアス博士の発明。核融合の制御よりもあの触手の方がすごい発明でしょう(笑) また、ピーターのぼろアパートの家主が『バラの名前』の薬草係だということに気づいてにんまりしたのだが、調べてみるとこの俳優は『オースティン・パワーズ』でロシアの将軍の役もやっていて、こちらはまったく気づかなかった。
キルスティン・ダンストはノーブルな格好をすればするほど不細工にみえてしまうということを再確認。つまり「隣のホワイトトラッシュ家庭の女の子」をやっている時はいいのだが、女優モードになるとダメ、ということ。って女優なのにな(笑) 日本では不細工という評価が定着しつつあるが、映画によっては、あるいはシーンによってはとってもかわいくみえることがあって、そのあたりはやはりスター性があるということなのだろう。
さて、ストーリーについては「ピーター・パーカーがスパイダーマンとしての義務とプライベートな生活との両立に苦しみ、スパイダースーツを捨てる決心をするが…」という基本的なプロットしか知らずに観たので、後半の展開には意表をつかれた。ハリー(ジェームズ・フランコ)とMJ(キルスティン・ダンスト)の二人にあっけなく正体がばれてしまう! 確かに予告編ではハリーがマスクをはがそうとするシーンがあったのだが、あれは仮面ヒーローものの定番「正体がばれそうになるが、間一髪危機を逃れる」というオチだと予想していたので。これでハリーとの決着は次作でつけざるを得なくなったわけで、あまり長いシリーズにするつもりはないということなのかもしれない。
Posted: 土 - 12 月 4, 2004 at 03:35 午前
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