消費者は「やかましい」んじゃなかったの?
西日本新聞 08年9月12日 「太田農相「じたばた騒いでいない」 汚染米問題で」 太田誠一農相は12日、日本BS放送(BS11)の番組収録で、農薬などに汚染された事故米の不正転売問題で「人体に影響がないことは自信を持って申し上げ(…) 番組の中で農相は「そもそも焼酎は蒸留する過程で有害なものが分かれていくから(有毒性は)ほとんどない。中国ギョーザの(混入農薬の)濃度に比べて60万分の1の低濃度」などと発言。健康に問題がないとする理由に挙げた。さらに農相は「いいかげんに問題を扱っているんだろうと言われそうだから、あまり安全だ安全だと言わない。言わないんだけど安全だ」とも述べた。そりゃまあ、一口食ったらいちころって問題ではないし、1年なり2年なり汚染米を使用した製品を(通常の頻度で)摂取したからといって直ちに健康被害が出るという問題でもないのだろう。それにしたって、今回のように露見しなければ「1年なり2年なり」ではなく相当期間汚染米の不正出荷は続いたかもしれないわけだし、流通を国家が相当程度管理している米という製品で起きた不正だという問題もある。中国産餃子への農薬混入事件の真相はいまだ明らかではないが、こちらの場合毒性ははるかに低いにしても不正を承知で組織的に転売していたということもある。パニック的な反応は必要ないにせよ、なあなあですませば「じゃあもうちょっと危ない汚染米でも売っちゃおうかな」というインセンティヴになりかねないわけだから、法的に可能な範囲で十分な対策をとらない理由はないはずだ。というか、「消費者がやかましいから」発言に関する釈明を全部ふっ飛ばすような発言ですわな、これ。農相にこれだけ立て続けにスキャンダル、トラブルが生じるというのはもう単なる偶然とは思えないね。
Posted: 土 - 9 月 13, 2008 at 12:57 午前
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