やはり産經新聞には科学部がないのか?
インテリジェント・デザイン説をヨイショする新聞だけのことはある…
実質的に、新年初エントリでございます。さて、「土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。」さんの1月10日づけのエントリ、「昨日の「正論」に「正論」でオチをつけた産経スゴス」
を読んだわけです。http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20080110/1199965006参考http://d.hatena.ne.jp/pr3/20080109/1199878513「発芽玄米はストレスに効く」ってはなしを産經新聞が載せた、って件なんですが、素人目にもおかしいんですね。 栄養問題に関心があると考えられる授乳期の女性41名を対象に、発芽玄米を主食とするグループと通常の白米グループに分けて比較した。発芽玄米グループは、母乳中の免疫成分が摂取前に比べ13%増加した。しかし、白米グループはほとんど変化しなかった。また、授乳期の母親に関する、ストレスの指標となる唾(だ)液(えき)中のアミラーゼ活性は、発芽玄米摂取後は低下したのに対し、白米グループは上昇した。さらに、怒り、敵意、うつ、疲労などの感情程度を表す総合感情障害度も、発芽玄米グループでは半分程度に下がったが、白米グループではほとんど下がらなかった。http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080110/sty0801100340000-n1.htm私は統計学はちゃんと勉強したことないんですが、それにしても41人を二つのグループに分けて、ってのはいかにもサンプルが少なそうです。さらに問題なのは被験者が「栄養問題に関心があると考えられる授乳期の女性」ってところ。発芽玄米か白米かというのは食べる人間には一目で分かるわけです。そして玄米というのが「健康によさそう」というイメージはそれなりに浸透しているわけです。となると、「ストレスの指標」なんかは「ああ、健康にいい玄米食べてるんだわ」という意識だけでも変化することが考えられるわけです。いわゆる二重盲検法どころか盲検法の手続きすらふんでないわけですよ。実験の趣旨をどう説明したのか知りませんが、万が一「発芽玄米がストレスに効くかどうかを調べます」なんて説明してたら、実験の怪しさはいっそう増します。それでですね、記事を見ていてどうも見覚えのある単語に行き当たったんですね。「筑波大学名誉教授・村上和雄」です。で、このブログをサイト内検索してみたんですが…産經新聞がまたしてもやってくれました!(追記あり)
そう、産經新聞がインテリジェント・デザイン説をヨイショするのに担ぎ出した学者なんですね。なるほど、と腑に落ちました…関連エントリ産經新聞に科学部はないのか?「インテリジェント・デザイン」続報
Posted: 金 - 1 月 11, 2008 at 01:19 午前
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