秘密漏示容疑で鑑定医逮捕



刑事犯罪についてのルポがプライバシー侵害等のトラブルを発生させる時、必ずと言ってよいほど「再発防止のためには報道が必要」って主張がメディア側から出てくるんだけど、構造的な原因をもつ犯罪ならともかく、この種の事件のルポで「ああ、なるほど同種の事件の防止に役立つな」って思わせてくれるものにであったことってまずないんですがね。一方ではこの種のルポの魅力(あえて魅力、といいますが)はとことん事件の個別性に密着することでしょ。しかしそれが「再発防止」に役立つなんてことは、そんな安直には言えんでしょうが。「言論の自由」とか「報道の自由」とか盾にとるんなら、「事件報道が同種の事件の防止に役立つ、とはどういうことか」について、もっとまじめに考えてもらいたい。

とはいえ、伝えられるところでは容疑を認めているとされるこの鑑定医を「逮捕」するとなるとまた別の問題も持ち上がってくるわけで。警察が「逮捕」を捜査の手段ではなく見せしめ・処罰の手段に使ってんじゃないか、っていうやつね。

Posted: 火 - 10 月 16, 2007 at 11:48 午前          

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