そう来たか、『週刊新潮』!


今週発売の『週刊新潮』より、「 天皇陛下の「国歌・国旗発言」を米長邦雄氏のせいにした朝日の「マッチポンプ社説」」

オヤジ慰撫系メディアがこの件をどう扱うか注目していたのだが、最初に目についたのが『週刊新潮』。天皇の発言それ自体は別にどうということのないもの、と冷静を装い、朝日新聞がこの発言を大々的にとりあげ「政治的に利用」しようとし、その後それではまずいということに気づいて天皇発言を引き出した米長に矛先を持っていった…という趣旨。まあ、朝日が天皇の発言を「利用」する意図を持っていたことは否定できないだろうが、事件本来の重要性からすればむしろ地味な扱いだったぞ。この件に関してはイデオロギーの相違を越えて米長こそが第一に批判されるべき対象なのは火を見るより明らかなのだが、『週刊新潮』はあくまで朝日新聞を非難する立場を選択したわけである。天皇制を拒否する人間がこの発言を「政治的に利用」するのは自己撞着だが、現在以上に天皇制を政治利用しようとする人間(例えば天皇に靖国参拝を要求するような人間)がこの発言の政治的含意を無視しようとするのもまた欺瞞であろう。

Posted: 土 - 11 月 6, 2004 at 01:26 午前          

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