「朝の読書」を始めましょう!

 柔らかな春の日差しが輝く頃、学校の中にも、進級してちょっと不安な顔の子供たちや初々しい新入生たちがやってきます。希望あふれる、新しい年度の始まりです。
 この時期は「朝の読書」をスタートさせるのにもってこいです。難しいことは後回しにして、自分が今現在でやれることから始めてはどうでしょうか。さわやかな朝の時間や授業開始の落ち着かない時に、本のページをめくるだけの静寂なひとときが訪れます。真っ白な1年が始まる今こそ、「朝の読書」をみなさんの教室でも始めましょう!


★ 「朝の読書」スタートアップ・マニュアル ☆

これは書籍や実践者の様子を管理人が個人的にまとめたものです。文責は管理人にあります。

  1. 実施期間
    • 年度始め、または学期始めからスタートすると区切りがいい。
    • 始業前の10分間、あるいは授業開始の10分間を読書の時間とする。
    • 毎朝、または毎授業時間に行う。学校行事日や定期試験中も例外ではない。
  2. 準備
    • 子どもたちに実施方法や実施する意味を十分に説明しておく(教師の思い入れを込めて)。
    • 実施するまでに自分が読む本を用意するよう連絡する(漫画・雑誌は不可であることを確認させる)。
    • 図書館の本の借り方や本のあり場所などを事前に指導しておくとよい。
    • 当初は本を用意してこない子どももいるので、教師側で生徒が興味を持ちそうな本を用意しておく。
      • 教師が読んで欲しいと思うような古典的作品は「ぐっ」とこらえてあまり選ばない。それより、今を生きる子どもたちの心にストレートに届くような本がよい。本のジャンルや内容はなるべく広い範囲で選ぶ。
      • 同僚の先生に声をかけて、本を提供してもらうのもよい。最近は古本屋(Book off等)も整備された。
  3. 実施方法
    • 読書開始の時間になったら本を読ませる。
    • 子どもたちが読む本は、漫画・雑誌以外なら何でもよい。それぞれの個に応じた本を読ませるのが「朝の読書」の要である。
    • 読書中は決して騒がせない。遅刻者は他の者の邪魔にならないよう静かに席に着かせる。
    • 教師自身も一緒に本を読む(これが肝心!)。本を読みながら子どもたちの様子を観察する。教師の生徒理解が進む。
    • 本を読もうとしない生徒は、静かにしているのなら後で事情を聞く。騒いでいるのなら注意する。
    • 終了の時間になったら本を片づけさせる。その後も隠れて読んでいたら注意する。(つらい!)
  4. その後
    • 読書感想文、読書ノート等の提出をいっさい求めない。そもそも読書することと感想文を書くこととは別の能力が関わる問題である。
    • 年度末あたりに朝の読書に関するアンケートを実施するとよい。子どもたちがどのように受け止めたかを知ることができ、次年度への参考になるし、何より教師自身の励みになる。

 以上、思いつくままに勝手にまとめました。何より私は実践者ではありませんので、思わぬ見落としや間違いがあると思います。実践されている方のフォローをお願いします。