Via Dolorosaへの旅
クリスマス
 

 今年も、あと一月を残して終わろうとしています。
 冬の寒さと師走の忙しさの中で、自分の孤独な魂と向き合いつつ、今年は特別にいろいろなことを考えさせられる時になってしまいました。

 でも、クリスマスは、そんな気分の中で、私たちに暖かさを取り戻させてくれます。学内に飾られたクリスマスの飾りは、暖かさの象徴です。今年も、先生方や宗教委員の人たちがクリスマスの喜びを伝えるために飾ってくださいました。

 今年のクリスマス、あなたはどんなふうに過ごしますか。

 クリスマスは、もともと、4_5世紀ごろのローマ帝国の冬至祭と重ねて12月25日に祝われてきました。それは、冬の寒さが最も厳しくて、一年の中で夜の暗闇が一番長い時に、人々が、自分たちを救う真実の「光り」の到来を覚えたことを意味しています。そして、その光りの中で、新しい時の到来を迎えたことを意味しています。この光りが、今年も私たちを照らすのです。

 その意味で、今年はクリスマスの主題を「喜ぶこと」にしました。それは楽しいことがたくさんあるからでも、私たちの毎日が喜びにあふれるものがあるからでもありません。

 私たちは、自分の努力が報われないことも、辛いことも悲しいことも山のようにあることを知っています。しかし、私たちは、過ぎ去った日々のあれこれを、後悔したままで終わらせようとは思いません。私たちは、その私たちを照らす真実の光りが輝いていることを知っているし、その光りの中で、新しい時が始まることを知っているからです。「見よ、すべてが新しくなった」と聖書は語りかけます。

 一年の終わりの時、「光りの到来」とそれに基づく「喜ぶこと」に思いを巡らしたいと思います。そして、すてきなクリスマスを迎えたいと思います。