ドラマアルバム 〜LOVE STORIES〜
ドラマアルバムというのが出ましたね。
これがまあ、二〜三枚目のサントラもそうだったけどいわゆるひとつのコピーコントロールCD(CCCD)とゆーヤツでして、このCCCD、「健全な音楽文化を守るために」パソコンでの「コピーを阻止」し、なおかつ、「音質は劣化しません」(とavexのサイトに書いてました)という誠に結構な仕様ではあるのですが、私にとっては毎度おなじみの「Macintoshには対応しておりません」な訳で、十年以上前に買ったCDラジカセはあるものの、普段パソコン(Mac)でもって音楽CDを再生する私のような、まあごく一部の僅かな少数派の人間については、「買わなくてもよい」あるいは「買うな」ってことなんでしょうね。もちろん、健全な音楽文化を守るためには、多少の犠牲、特に、ごく一部の僅かな少数派の人間が犠牲になるのは仕方のないことでしょう。健全な世の中というのは、ごく一部の僅かな少数派の人間の犠牲の上に成り立つものなわけだし。よりによってその犠牲が俺かよ、と思わないではないですが。
ていうか、大きな声では言えないけど、ウチの環境、何の小細工もなしにフツーにCCCD再生して、フツーにリッピングも出来ちゃったりするんですけどどうしましょう。
いやもちろん、健全な世の中というのは、一部の僅かな少数派の人間が得しちゃうような構造になっているものであり、健全な音楽文化を守るためには、仕方のないことなのかもしれません。何となく得したような気がしないではないですが。
(注)たまたま私の使用している環境でもって一部のCCCDが再生できちゃったというだけで、MacだったらCCCDが再生できますよとか、そういうことではありません。一応念のため。
てか、再生できたとは言っても、CCCDは(私が理解した限りでは)再生時に読み込みエラーが起きるような細工がされており(てことはつまり、音楽CDが守るべき規格に準拠してないってことなので、そういう意味では、CCCDはCDではありません)、がんばって“正確”なデータを読み取ろうとするCD-ROMドライブには、再生の可否にかかわらず過度の負担がかかっているわけで(負担がかかるという点では一般的なCDプレイヤーも同様)、調子こいてCCCDの再生を繰り返しているうちに、CD-ROMドライブが爆発炎上とかしたらどうしよう(注:しません)、という不安におののきながら日々を過ごしているので勘弁して下さい。
それはさておき、このCD、もとい、CCCD、009主演の『星祭りの夜』、004の『機械仕掛けの心臓』、002『愛の氷河』の三本立て(プラスおまけ)というセレクションが、なんだか、何も考えてなさそーなというか、ヒジョーによく考えられているというか、ある意味無難というか、売り上げが予想しやすい反面、それ以上もないだろう、みたいな、まあ、ドラマCD、もとい、ドラマCCCD自体そういうものかとも思うけど。
ただ、私個人としては、大向こうを唸らせる意表をついたセレクトができなかったものかと思わないでもない。
大体にして、2とか4とか9とかがモテる話なんて当たり前すぎてつまらないんである(ひがんでるとかやっかんでるとかうらやましいとか、そのような卑俗な感情に基づいた意見であったりするようなことはこれっぽっちもないかと言うともちろん嘘になるような気もしないでもないかもしれないように思われるのは誤解ではなく六階である)。
どうせ恋愛モノのストーリーを原作からセレクトするなら、ギルモア博士主演の『極北の幽霊(ノースポール・ゴースト)』(原作自体は結構ハデな話だがその辺をそぎ落としてギルモア博士とジュリア・マノーダに絞れば十分叙情的な話になるはずである)、北人正直こと007と尾形梨江子との出会いと別れを描いた『変身』、『神々との戦い(その3)』で描かれた008−ピュンマの悲劇的恋の行方、の三本立てにしとけば(当然ジャケットは紺野氏画の狙い気味の萌え三面ジャケット)、ディープなマニアの注目を集め、新たなファン層(どういう種類のファン層なのかよくわからないが)の開拓につながること間違いなしである。売れ行きは保証しないけど。
マニアの端くれを自任する私としては、001主演の『ベビー・ポピンズ』を無理矢理ラブストーリーに仕立て上げるのも一興かと……いや別に私にそーゆー趣味があるわけでは、ってそーゆー趣味ってどーゆー趣味なんだか。
と、ここまで書いといて、実はこのCD、ではなく、CCCD、まだ買ってすらいない、とか言い出したら怒られるかなあ。
え、いやもちろん買いましたよ。マニアを自任する私が買ってないわけないじゃないですか。
やだなあ、もう。
(2004/3/2)