地下帝国ヨミ編

第44話 バン・ボグート



 過去のエピソードのことを思い出さなければ、さすがに小林脚本、手堅くまとまってると思う。004と008のやり取りなんかは、妙にさわやかな原作よりもずっと重みがあるし、ウロコ008の活躍場面まで用意している。(この場面が一番泣けた)
 ただ、008絶叫直後のギルモア博士のリアクションが「非難されるのは心外」風な演出なのは心外。むしろ、「非難されるのは覚悟の上じゃ。許してくれとは言わん。それでもわしは……」風な演出をしてほしかった。
 最後のめでたしめでたしな終わり方もちょっと呆気無い。6話もあるんだから“和解”はもうちょっと後まで引っ張っても良かったのではないだろうか。

 それと、レーザー(?)が水面に当たって蒸発する、という粋な描写がある一方で、008が平気な顔して水中でレーザー(?)を使っているのもどうかと思うが(こういう時のためにスーパーガンにはニードル・モードというのがあるんじゃなかろうか)、バン・ボグートの水中部隊、ミサイルザメ軍団は何がしたかったのであろうか。00ナンバーが迎撃せずに放っておけば、ミサイルザメ的にはその辺を泳ぎ回ってるぐらいしかできないような気がしてしまう(空を飛べるなら別だが)。もちろん、海に面した“どこか”にあるドルフィン号の発進口が攻撃目標だったと脳内補完してもいいのだが、イマイチ位置関係がハッキリしない。「ミサイルザメはドルフィン号を狙ってる!」みたいな台詞でもあれば、もうちょっと緊迫感が出たと思うのだが。


 で、結局、004は原作を踏襲したキャラにしてしまうのだね。
 まあ、個人的には、平成版(特に5、28話辺り)の甘ちゃん004よりも原作の皮肉屋さん004の方が断然イイ、と思ってはいるのだけれど、原作を知らない人は「あの優しい004がこんな冷たい言い方をするなんて……」とテレビの前で卒倒したに違いない。合掌。
 試行錯誤紆余曲折の末に、やっぱり004は皮肉屋さんじゃなくちゃね、という結論に到達したのだろうけど(大部分の原作読者にとっては悩むまでもない事実である)、これって、今まで四十数話かけて積み重ねてきたものを(何を積み重ねたのかについては置いとくが)否定する事だし、素直に004(甘ちゃん ver.)を受け入れていた視聴者や、「こ、こういう優しさ全開の004も、み、魅力的……だよね。あ、なんか悪寒が……。いやいや、原作ファンが愕然とするような改変をあえてしてるってことは、逆にいうと、スタッフの人たちは揺るぎない信念とこのキャラを成功させるという強い自信があるに違いない。もしかしてもしかすると、シリーズ終盤に甘ちゃん004でなければ成立しないような大技を用意しているのかもしれない。そうだ。きっとそうなんだ。報われる日は必ず来る。信じよう、未来を。はは、は、ははははは……」と自分に言い聞かせてきた忠実なる視聴者(もちろん私のことである)に対する重大な裏切りなのではなかろうか。
 だからといって、甘ちゃん004でヨミ編を見たいかと聞かれれば、それはそれで見たくないわけで、そういう意味では、甘ちゃん004を切り捨てたのは英断だったと言えるかもしれない。
 なんだか、褒めたいんだか貶したいんだかよく分からなくなってきたが、スケジュール的に過酷だったにしても、最大の見せ場としてヨミ編をやるってことはかなり早い段階で決まってたはずで、ヨミ編を効果的に魅せることを念頭に置いて逆算すれば、ここまでキャラの性格が揺れる事はなかったと思うのだが、ブーイングの多さに怖じ気づいて本来の方針を変えちゃったのか、最初から何も考えていなかったのか、どっちにしても何だかなあ。


 それにしても……。愚痴を言い出すと切りがないが、平成版『009』ってのはどうしてこうも愚痴ぐち、ぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐち
      ぐ               ち
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            ちぐちぐちぐちぐちぐちぐちゃぐちぐちゅぐちょぐち愚痴ぐちぐちぐちぐらぐらぐちぐちぐちくじぐちちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐち虞稚ぐちぐぐちぐちぐちくちぐはぐちぐちぐちちぐちぐちぐさぐちぐちぐちくぢくじぐちグチぐちぐちぐちくちぐちぐちグッチぐちぐちじちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちべちゞちぐちぐぐちぐちさちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちグチグチ夕チグチグチグイグチグチブチグ于グチグチググチグチリチグチグチグチぐチグちグチ勹チグ千グチぐちぐちぐらぐらぐちぐきぐさぐちぐちぐみぐちグチダチグキ偶知ぐちぐちぐりぐちぐちぶちぐちぐちぐちぐらちぐちぐちぐちぐちらちぐちぐち


          ぐち  ぐち   
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       ぐち。




(2002/8/28)



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