第38話 黒い幽霊団(ブラックゴースト)



 どうやら今回はギルモア博士の回想らしいのだが、肝心のギルモア博士(現在)は、声はすれども姿は見せず。そのため、博士がいつどこでどのようになぜ過去を振り返っているのかさっぱりわからない。
 これが例えば前の回で、ブラックゴースト時代の同僚科学者などが現れて「ブ、ブラックゴーストの新たな計画が……」がくっ(絶命)、みたいにブラックゴースト復活の決定的証拠が出たところで締めてれば(『凍る大地』では役不足だとは思うが)、博士がもの思いに耽るのもごもっともだとは思うのだが、現実には鷲座流星群を見ているのである。
 流星群を見ながら過去の“あやまち”に思いを馳せるのは本人の自由であって、赤の他人である私がイカンなどと言う筋合いではないのだけど、やっぱりイカンのではないか。
 ついでに次回39話冒頭とのつながりを考えても、前回37話で流星群を見ていてはイカンわけで、七夕のエピソードを六月三十日に放送したからといって誰も文句は言わないと思うのだが、誰か文句を言ったのだろうか? (余談だが、地域によっては、七夕は八月七日だし、BSで見てる人もいるしで、“七夕”に37話を見た幸運(?)な視聴者はむしろ少数派な気がする。
追記
当初、「東北・北海道(地域によって異なるかも知れないけど)では七夕は八月七日」などと書いていましたが、「鹿児島でも八月七日である」というご指摘をいただきました。
少々調べてみたところ、七月だと梅雨の影響で天気が悪い、旧暦では七夕は八月である等の理由で、東北北海道に限らず、八月七日が七夕という地域(市町村)は全国的に散在しているようです。ということで、上記記述は改めました。ごめんなさい。


 シリーズ構成が滅茶苦茶、ていうか、26話以降シリーズ構成と呼べるようなものがあったのかどうかすら疑問だが、単発のエピソードを続けるなら続けるで、19話(悪の化石)の時点で「一つの組織としてのブラックゴーストは滅びたけど、生きのびた幹部や支部の中には活動を続けている者がいる。だから、僕たちの戦いは終わらないんだ」みたいに、第三クールの方向性をきっちりと定義づけておけば、(シリーズ構成なしでも)そこそこ見やすくなったとは思うのだが。

 それはともかく、今回は“文句なく”面白かった。
 面白かったんだけど、“現在”より“過去”の方が面白いってどーよ。(なんかヤクザの言いがかりとか酔っ払いがクダ巻いてるようなレベルになってますが)
 過去なんかどうでもいいとまでは思わないし、ギルモア博士の“過去の”苦悩も見ごたえはあったのだが、やるんなら、“現在の”苦悩やら葛藤やらに比重を置くべきなのではなかろうか。(それとも、ブラックゴーストを裏切った時点で“みそぎ”完了ですか?)
 ただし、今回は次回以降への伏線という意味もありそうなので、その辺も今後描かれるかも知れない。もしそうだったらごめんなさい。

 
 ところで、ガガーリンの宇宙飛行は歴史の一ページと言っていいと思うのだけど、何で“ガソーリン”? 
 “何者か”の手によって歴史が改変されている、という伏線であろうか?


(2002/7/23)
(2002/8/21訂正)





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