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シリーズの節目になるエピソードだと思うんだけど、なんだかなあ。
昔々、高校のころ美術の先生が「キミの作品は、こういう風にしたかったのか、それともこうしかできなかったのか、どっち?」とよく言っていたが、そんな感じ。
「テスト段階の兵器」というのは、一般論で言えば、動作が不安定だったり効果が未知数だったりして使用にはリスクを伴うことを暗示する用語であり、正義の側が使えば「失敗すると非常に危険だが、敵を倒すためにはこれを使うしかない」的緊張感を、悪の側が使う場合は「敵の新兵器によって正義の側は絶体絶命、しかし、兵器の動作不良(オーバーヒート等)によって辛くも勝利を得る」的展開を予想させるが、「テスト段階の兵器」は完璧に動作していた。普通に「新兵器」でもよさそうな部分で「テスト段階」を持ち出したのは、ひょっとすると、ブラックゴーストのテスト兵器(00ナンバー含む)は非常に性能がいい、という一種のパロディを意図したのであろうか?
ヒドラGのマグネトロン・ウェーブとテスラの発する電磁波(?)は同種の原理に基づいていると思われるのだが、ここでも一般論を持ち出せば、同じ兵器(同じではないかも知れないが)が正義の味方側に二度に渡って使用された場合、二度目の攻撃の際には何らかの対抗策が用意されてしかるべきなのだが、無策であった。電磁波対策なら、パソコンショップに行けばエプロンやらアクセサリーやらいっぱい売っている。効果の程は不明だが。
ていうかそれ以前に、ヒドラGがマグネトロン・ウェーブ攻撃をしてしまうこと自体疑問を感じる。
テスラ(及びマグネトロン・ウェーブ)は、言ってみれば対サイボーグ用究極兵器である。異を唱えた部下を焼き打ちにしてまで、スカール閣下が投入した
新兵器 テスト段階の兵器テスラが、前回登場したマグネトロン・ウェーブと同じものでは、視聴者の受けるインパクト半減である。ヒドラGの触手にからめ捕られたドルフィン号が身動き取れずそのまま連行、でも特に支障なさそうであり、区切りとなる今回を盛り上げるという観点から見れば、演出ミスに思える。
どちらにしても、ギルモア博士には、もうちょっと科学者らしくテスラを妨害するような「何か」を考えついて欲しかった。(と書きつつ「何か」の具体例が思いつかないので、説得力半減だが……)
さて、テレ東ホームページを見て、わしゃあてっきり岩の塊状の巨大空中要塞が登場するかと思い込んでいたのだが、違ったのね。変更されたのか、単なる読み違いだったのかわからないが、神出鬼没な空中要塞で指揮を執るスカール閣下ってのも悪くなかったと思うのだが。(スターウォーズ? 何それ?) アボリジニの聖地に何たることを(さすがは某民族の聖地をダムにしちゃう某国国民の作ったアニメ)というツッコミはともかく、ドルフィン号をオーストラリアまで空輸する手間が省けたのに。
ヒドラGに捕捉されて身動きできないドルフィン号の前に姿を現す空中要塞。ギルモア博士が「デ、デーモンズ・ロックじゃあ! 核攻撃にも耐える装甲と戦艦五百隻分の戦闘力を持ち、ステルス処理によって地上からの捕捉は不可能、その上無補給で五十日間の航行が可能な空中要塞じゃ。開発計画だけは耳にしたことがあるが、まさか完成しておったとは……」(注:言うだけならタダである)みたいなハッタリをかました上で、
ギルモア「ドルフィン号で太刀打ちできるような相手じゃない。逃げるんじゃ」一方、ダイマンタのフレゲー。
002「……(さすがに「戦おう」と無謀なことも言えず沈黙)」
007「逃げるったって……。(4に)ドルフィン号を捨てて脱出するかい?」
004「ギルモア博士と001がいては、それも無理だ……」
001「コノママ捕マルンダ」
一同「?」
003「001?」
001「僕ノ分析ニヨレバ、アノ要塞コソガぶらっくごーすとノ本体、中枢ダ。ダカラ、アノ要塞ヲ破壊スレバ、組織トシテノぶらっくごーすとモ崩壊スル」
ギルモア「ム……、確かにデーモンズ・ロックの外装は強固じゃが、中に入れば意外と脆いかもしれん。しかし……」
004「フ、面白いじゃないか」
007「虎穴に入らずんば何とやら、か」
002「腕がなるぜ」
003「……」
006「でもドルフィン号の武器で、歯立つのことカ」
008「武器ならたっぷりあるさ。あそこにね(スクリーンに映るデーモンズ・ロックを指さす)」
005「……」
009「よし。やろう」
フレゲー「うひゃひゃひゃひゃ。遂に奴等を捕らえたぞ。(士官に)おい、デーモンズ・ロックに連絡して、格納庫にロボット兵団2千、いや、5千を集結させろ。俺が直接指揮を執る」(注:言うだけならタダである)ゆっくりとデーモンズ・ロックに収容されるドルフィン号。――つづくな流れなら、前回もそこそこ「突入」っぽいし今回も「決戦」らしくなったと思うのだが。
コントロールルーム占拠も、占拠して得たのは、基地の構造図(003がいるから不要)と指揮系統の混乱(台詞だけで言われてもなあ)ぐらいで、作戦的には正しくても、ストーリーを失速させてしまったら何にもならない。我が輩の辞書によれば、「決戦」すなわち「お祭り」である。お祭りは盛り上げらねばならない。
デーモンズ・ロックの格納庫でドルフィン号を囲むロボット兵団と迎え撃つ1、4、5、6。ドサクサに紛れて2、3、7、8、9が突破(3、8は9、2が抱えて加速、7は変身)、武器庫に直行。(ギルモア博士はドルフィン号の修理でもしてればよろしい)
一方、サイボーグをなかなか制圧できないフレゲーに業を煮やしたスカール閣下が、
新兵器 テスト段階の兵器テスラを引っさげて登場、だったら、少なくともテンポだけはよくなるだろうし、閣下と009の加速戦もロボット兵の間を走り抜けながら、ロボット兵を楯にしたり、閣下が「邪魔どぅわぁあ!」とか言って跳ね飛ばしたりと、もっと派手なこともできたかと思う。(作画の手間は増えるだろうが、言うだけならタダである)
……。
虚しくなってきた。
脚本のチューンナップ要員として採用してみませんか?
でも、脚本の完成度よりも、作画の手間とか声優さんの都合の方が優先度が上なんだろうな。(泣)
今週の001
無口?
お断り
次回以降、少々更新が滞りがちになってしまうと思うのですが、電磁パルス攻撃を受けたわけではありませんので、ご了承下さい。
見捨てないでね。