周波数2450メガヘルツの電磁波(マイクロ波)が物質に照射されると、その物質内の水分子は振動を始め(1秒間に24億5千万回振動する)、水分子同士の振動による摩擦は熱エネルギーを発生させる。
濡れたタオルがマイクロ波の照射によって発火し、火災の原因になったという報告もあるし、生卵なら危険な爆発物に変貌するが、ここで注目すべきなのは、やはり生体に対するマイクロ波照射であろう。
生体の大部分は水であり、マイクロ波を照射すれば、血液が沸騰してやがて死に至る。その効果は、濡れた猫やグレムリン等の尊い犠牲によって実証されている。
高出力のマイクロ波照射装置が実用化されれば、恐るべき殺人兵器となることは間違いない。
事実、旧日本軍では実際にマイクロ波を使った殺人光線の開発計画があったらしい。実験では、数分間のマイクロ波照射によってネズミ一匹を殺すことに成功したが(人間なら、多分数時間かかる)、実用化には至らなかったようである。
以上、電子レンジの解説でした。
さて、冒頭、逃避行するゲリラたちが、負傷者を抱えているとはいえ、身を隠せる場所の全くない平原で休憩を取っちゃってはゲリラ失格な気がするが、作画の手間を省くための止むを得ない処置と解釈して納得しよう。(涙)
微妙に納得できないのが、002の「こんな甘ちゃんに任せられるか」発言や、撃つのを躊躇して、009が005に一喝される場面で、ちょっと唐突に感じる。
確かに戦闘中に「僕は戦いたくないんだーっ」なんて言ってるあたり甘ちゃんなのは間違いないが、(前回は)グダグダ言いつつも的確にサイボーグマンを仕留めてるわけで、少々うざいという点を除けば、“009”としての戦闘力は十分に発揮している。迂闊な行動で負傷して足手まといになっているのは、002の方である。
例えば前回、009の判断ミス(トドメを刺すのをためらう等)が遠因になって002が負傷してしまったとか、サイボーグマンを倒した後に、「このチューブが急所だったのか……。殺すつもりはなかったのに……」的なフォローでもあれば、009のヘコミっぷりも説得力があるし、002の台詞もズッシリと地に足の着いたものになったと思うのだが、よく考えてみると、地に足が着いたら002らしくなかった。
余談だが、メンバー中、最も甘ちゃんなのは、(第5話の)004である。(涙)
彼の場合、「家族」というキーワードにメロメロになって、仲間を窮地に追い込んだ前科があるわけで、戦闘時の信頼度は、ある意味009以下である(普段冷静を装っているだけに余計始末が悪い)。そんな奴に「009のことは心配するな」とか言われても、全然安心できない。
それとも、第5話はなかったことにしちゃうんでしょうか。個人的には、全然OKだけど。
それから001、第4話で0010と戦う009のバックアップとして大活躍したあと、10話で輸送機のパイロットの心を読んで以来、久しぶりに目を覚ましたと思ったら、「大変だ!
008が捕まっている」で終わりかよ。(涙)
影の司令塔的ポジションにあるはずの(少なくとも1、4話はそうだった)001に対して、「用事がある時だけ起こすから、あとは邪魔しないで寝ててね」的扱い方をしちゃうのは、明らかに超能力者に対する差別である。早急に改めて欲しい。
001の超能力は、下手すれば何でもアリになりかねないし、そういう意味で扱いが難しい面もあるだろうが、それだけに、目覚めている時はやたら頼りになるけど、一度眠ったら十五日間はただの寝ている赤ん坊、「早く目を覚ましてくれ、001!」、という001の位置付けをもっと明確に見せておく必要があると思うのだが。
何よりも、009達ならともかく、脚本家が露骨に「困った時の001頼み」をやっちゃイカンでしょ、福嶋さん。
色々ケチはつけてますが、今回(と前回)は久々に力のこもったエピソードで、006が自作の漢詩を披露する場面とか、009がランちゃんを放り投げてコプラーズ・アームを退ける場面とか、見せて欲しかったなあとは思うものの、5話以降原作のオイシイ場面を安易につなぎ合わせたあげく無残に破綻していたことを考えると、思い切った取捨選択をして焦点を絞ったストーリー作りをしたのは正解だったと思う。
象さんにはやや届かないかと思うが、虎さんということで。
以下、あくまでも冗談のつもりで次回の予想をしていますが、万が一、当たってると全然笑えないので、ご注意ください。
ところで、「サイボーグマンには心が無い」ってことで、次回以降、思い切ったアクションを期待してもいいんでしょうか?
処刑&自爆ネタはいい加減うんざりなんですけど。
でも、とりあえずアフリカ方面司令官ゴジェムは、次回いきなり処刑されそう。
でもって、クライマックスでスカール閣下が、
「余の犯した今までの失策の数々、万死に値する。かくなる上は、裏切り者のサイボーグども、地獄まで余の供をせぇーい!」なんてことは、……ありそうな気がしてきた。
プチッ。(自爆装置のスイッチを押す)