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今年も競輪クイズグランプリの季節がやってまいりました。
なんて、そんなもんに季節感を感じるのは日本の中で数少ない競輪ファンの、そのまた一部でしょうなあ。でもその一部はけっこうアツく感じているのである。「競輪クイズグランプリの季節がやってきたぜ!」
去年、三宅伸が出場して「なんとか三宅伸とペアで回答者席に!」という野望を胸に勇躍、参加して早々に予選落ちした私であったが、今年は「三宅伸は出演熱望したにもかかわらず落選」という情報が入ってきてたもんで、情熱は冷えていたのだった。ならなぜ応募ハガキ6枚も書いてしまったんでしょうか。……ミーハーだからですね。いや、あの番組、参加して楽しむというより、傍観者としてウオッチングするのが面白いんだもん。
ところで、出場を熱望していたらしいのは三宅伸選手だけではなく、あの稲村も出場希望して落選したらしい。三宅伸が落選するのはわかるとして(あわわ)、稲村なんてダービー勝ってるし出してやったらエエのに。
で、最大関心事であるところの、出場者ですけど、スピードチャンネルに電話して聞いてもぜっったい、教えちゃくれんのである。「新年の放映をお楽しみに」と言うだけだ。そう出られるとこっちも気弱なもんでスゴスゴ引き下がる。強気の人は「吉岡クンは出るか出ないか教えて下さい!」式の質問で「えー、出ません」とかの回答を得てるらしいんだけど、私にその度胸はない。だって「三宅伸は出るんですか!」って、なんか気恥ずかしいんですもん。「アンタ、三宅伸が出ると思ってんの」とか思われるんじゃないかと(あわわ)。しょうがないからカラメ手から探るしかない、と、いろんな方面に出場選手の調査を依頼したところ、衝撃の事実が判明したのである。
「鬼脚シゲさん、今回審判長から回答者へ格下げ!」
いや、格下げとはどなたもおっしゃいませんが、しかしこれはどう考えたって、そういうことだろう。第一回から第三回まで見てきて、シゲさんの「いつまでたっても上達しない審判長ぶり」はスゴかったからなあ。だからといってスピードチャンネル専門解説者を降板させるわけにもいかず、そうなると回答者席へ下がっていただくしかない、という政治的判断だったのではないだろうか。
でも、その話を聞いた時は、私は怒髪天をついてしまいました。どーして制作者はこういう、ズレたことするんだ!と。シゲさんを回答者にして、いったい誰が喜ぶのか! ふくらはぎで三宅伸も怒ってたが、競輪クイズグランプリ、どうにかしたほうがいいぞ!(シゲさんの件ですっかりコーフンして、他の出場選手のことがどーでもよくなってしまった。しかし吉岡はいわき平の前検なので出られないのはわかっている。今まで皆勤で出てたのに、毎回スゴイ人とコンビになって、さすがにもうイヤになって「岸和田は休んでもいわきは絶対出るたい!」とかいうことになったのか?)
というわけで、「あーもー、どーでもいいけどさ、なんか不手際でもあったらつっこんでやる〜」ぐらいの気分で、グランプリ会場である溜池山王の自転車会館に到着した私であったのですが、……今回はホントに、思わぬことになりました。
去年はやる気満々で早い時間からスタンバイしてたが、今回は受付時間ギリギリのご入場。去年とまったく同じ、ゼッケンと、三択用の番号札を渡され、控え室に。うわーいるいる。いっぱい来てるよ。おっさんやお姉さんたちが。やはりみんな燃えてるんだ、クイズグランプリに。でも、よく競輪場で見かけるお姉さんはあんまりいないみたい。でも、はじめて見るお姉さんも、いかにも競輪場で会いそうなお姉さんたちなので、違和感はない。
去年は控え室でいろんな人に話しかけたりしたりしたんだけど、今回はそんなヒマもなく会場へ行く時間に。去年座ったあたりがカメラの死角になるいい席だったので、そこに行こうとしたんだけど、渡されたゼッケンの番号の席に座ってくれと言われる。3列目のいちばん端。カメラがけっこう撮る場所ではないか。ま、こちとらジミ女だし、そうそうカメラも撮らんだろ、と気楽にかまえて本番に臨む。
隣にはおじさんが座ったので、「どちらからお越しですか」と訊ねると「静岡から来ました」と言う。おじさんは、私をまじまじ見て「あなた、真券勝負五十番に出てませんでした?」と言うので、「出てないです出てないです(スピードニュース&トピックスには出ましたけど←心の声)」と否定。私も「真券勝負」に出るような女と見られるほど競輪女になったか、と感慨深かった。なお、おじさんは伊東温泉の時の真券勝負に出たそうである。……そんなヤツばっかりかい!ここに来てんのは。
長くなりそうなのでパッパと行く。本番が始まった。司会中野浩一、アシスタントさとうゆみ。あら、わこちゃんは降板なの。で、進行は今までとぜんぜん変わりません。あの通りです。予選五十人から決勝の9人に残るための予選3択問題である。去年は2問目にして脱落した。今年はやる気からいって第一問で脱落しそうな予感っだのだが……。そもそも、去年にくらべて予選問題難しかったですもん。「うーむ、わかんないからいいや」でエイヤとあげた札が当たっちゃったりして、3分の1ぐらいに絞り込まれた中に入ってしまった。
しかし、「チェック&チェックの百回記念で取り上げた若手選手は加藤慎平、×××(忘れた)、×××(忘れた)、そしてあと一人は誰?」の質問で、「中村美千隆、友定、前反」から選ぶとこで「友定」にしてハズレを出し(正解は中村だって)、やれやれ脱落かと座りかかったら、正解者が4人しかおらず、その人たちは決勝進出決定。残りの5人が決まるまで、さらに続けることに!そして当たったり間違ったり、でもまだ9人にならない、とか繰り返すうちに、
私は決勝出場メンバーとなってしまったのである!
最初に決勝メンバーに残った中に女性が一人いたので、今回のメンバーはその人と合わせて女性二人という、今までにない華やかなものとなった、と言いたいところだがそのうちの一人が私じゃなあ。それでも、今までのクイズグランプリ史上、女性が決勝回答者席に座ったのは、第二回の一人だけだったし、今回は珍しい事態だとは言える。今回の、もう一人の女性は、ちゃんとお化粧もしていて(当たり前か)、きれいなマダムという感じの人で(でもたぶん私より年下)、私との落差が際だつ。隣同士にならなくてよかった。
決勝メンバー9人が壇上に上らされる。私もノコノコ上がる。思いもかけぬ事態だ。私がいちばん端っこだったので、まず中野さんに、名前と競輪歴をきかれる。「青木です。競輪歴は6…いや7年、です」とボソボソ答える。しっかし中野さんも私みたいな女には冷たいね。サッと次に行かれてしまった。
でも、他の人には好きな選手をきいてるのに、なぜ私にはきかなかったんであろうか。三宅伸ですって言わせたくなかったのか(邪推)。聞いていたら、高知とか、秋田とか、とんでもない遠いところからの参加者が多い。やっぱり競輪クイズグランプリ、局地的にアツイのだ。
そして、ついに選手が出てきて、さらに選手とのカップリングが行われる時がやってきた。 まず「今年は、井上茂徳さんが回答者として登場です!」と拍手(ディレクターのアオリによる)で迎えられた。これ、この時まで知らなかったらショック大きかっただろうなあ、と思いつつ私も拍手で迎える。「えー、井上くんは、まず自分の好きな車番に座ってもらいましょう!」「そうですね、私は無垢な人間ですので(ここで笑い)1番で行きます!」等々の、中野さんとシゲさんがかもしだすほのぬるい中にも緊迫した空気の中で、さとうゆみさんが車番抽選の箱を持って私のほうに近づいてくるのが見えた。 (つづく) |
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