金網の中の青春23●なぜだ!花月園花束嬢

 

花月園の全日本選抜競輪。あれ花束嬢あったらしいじゃないですか。開会式はどうだか知らないけどスタールビー賞と、決勝の選手紹介で。私が行った3日目に、どういう趣旨かわかんないけど、名輪会の御大たちに花束贈呈というのもやっていて、その花束嬢がいかにも「公募」っぽい人たちで、もし応募して「スタールビー、決勝、名輪会」に割り振られたとすると、名輪会に当たった人はものすごい不運なのではないだろうか。いや、そうでもないか。最近のギャルは渋好みだという話もある。

というのはですね、決勝花束嬢をやったQ嬢がメールでチクッて、じゃないや報告してくれたんですけど、花束嬢が召集されて別室におしこめられ(茶のひとつも出なかったらしい)、いちおう希望選手を挙げての競りがあったそうなんですが、なんと、

一番人気松本整4票 二番人気松岡彰洋2票

という結果だったらしいのだ!

なぜだ!

いや、私は構いませんですよ、この二人で。しかし、世間的に行ってコレは「なぜだ!」ってことになるんではないのか。その時に集まった花束嬢の嗜好がたまたま偏ったのか。でも「ヒトシさんに渡したいな〜、ヒトシさんだから、たぶんだいじょうぶ」とか思ってた人は、自分以外に3人もの人がザッと手を挙げた瞬間、目の前がまっくらになったのでは(私の場合、常に「ここにいる人はみんな三宅伸狙いに決まってる」と震えているので、自分ひとりが野中の一本杉みたいに、手をシャキッと挙げた時、逆の意味で目の前がまっくらになる。余談ですね)。

で、コバシとかヤマダとかオグリューとかは人気薄らしかったんですけど。コバシオグリューはともかく、ヤマダという人は根強いファンが(ギャルにも)いると思ったんだがなあ。しかし、松本松岡と、コバシヤマダオグリューというのは、二つのタイプに分けることができるような気がする。それはすなわち、

良さそうなヒト vs ワルそうなヒト

という色分けだ。実際の性格なんかは知りませんよ。見た目の印象。松本整さんなんかは、良さそうだけではとうてい収まりきらないナニカがあると思うけど。でも、花を渡すという行為に対してちゃんとした愛想を返してくれるであろうという信頼感は持てる。しかし、それだけのことで、松本整にこれほどの指名が集まるだろうか。

特有のセックスアピール?

…………うーむ。あるとは思う。あるとは。

私としては松岡彰洋重複指名に「そうだ、気づくのが遅すぎたのだ! 松岡は男前じゃないほうの松岡のほうが男前だ!」と、ワケのわからない文章で快哉を叫んだ。なお、伝聞によれば、スタールビー賞の花束嬢では、神山の人気がなかったそうで、競輪ファン界にも新たな波が生まれつつある、ということなのであろうか(あ、でも、神山って、昔から、なぜかそれほど人気のないことが多かったか……)。

さて、私がこの決勝の花束やってたら、「いったい誰にしたらいいんだ」とオロが来たあげく、「こここ、コバシさん!」とか言ってしまったかもしれない。よく高速道路走ってる車の助手席とかに乗ってると、ふいに「今このハンドルをいきなり横から切りたい!」という欲望にかられることがあり、それと同じ心の動きだろう。

ところでこの花束嬢、新聞とかで公募したんですか? だとしたら見落としたのは痛恨だ。しかしもしこれが花月園ファンクラブとかのメンバーからピックアップ、だとしたら、さいきんそういうのが多いので、ツマランなーと思う。やはり一からハガキ応募が醍醐味だろう。


●胴体 ●目 ●耳 ●口 ●手 ●太腿 ●骨