|
今週発売の週刊文春、“ワイド特集『謎の事件』『謎の人』”、コレを新聞広告で見た時に何かイヤーな予感があった。 『松坂大輔「女性ストーカー」の“選手遍歴”名前はヨシコちゃん』 コレだよコレ。 私やY嬢は、このテの記事には敏感になっているのである。なぜなら、我々の活動がともすればストーカー呼ばわりされることが多いからだ。ちょっと待ってくれ! まず、その文春の記事を見てみよう。要約すると、 “神出鬼没の女性ストーカーが四国にいる” “今年は松坂がターゲット。猪突猛進ラブ・アタック” “阪神の新庄も彼女の被害に。観客席からグラウンドに降りてきたヨシコちゃんが、『サインして〜ッ!』と叫びながら新庄の背後から抱きついた” “今や、彼女は各チームにマークされるほどの要注意人物” “ダイエーの王監督も彼女が観に来ていると「おう、ヨシコちゃんがいるじゃない」と口にするほど” “年齢は四十代前半。いつも茶色のフードつきダウンジャケットを着て、色紙をたくさん持ち歩いている” “ストーカー歴二十年以上のスジ金入り” “近所でも評判の独身女性だ” 等等等。記事の結びは “今日も元気に、有名選手を物色中なのである” となっている。…………。言いたいことはいろいろある。 まず、このヨシコちゃんのやってることはストーカーか。ちがうだろう。いつでもどこでもこういうのはいる、というたぐいの「度が過ぎたファン」だろう。まあ確かに「困った人」かもしれないが、王監督の口ぶりなどからして、ヨシコちゃんが蛇蝎のごとく嫌われているとも思えず、いなかったら寂しいんじゃないか。いきなり抱きつくのはマズイけど、だからってストーカーでもないものをストーカー呼ばわりするのはどうか。ストーカーってのはもっとやることがえぐいぞ。家探して、電気のメーター調べたりとか、物陰から見張るとか、盗聴器設置するとか、郵便物を抜き取るとか、怪文書を近所の電柱に貼るとか、そういうことだろう。 ストーカーの正確な定義をもっと周知徹底してもらいたい。 現在、競輪場金網前社交界を見回しても、グルーピー系はいてもストーカー系はいないぞ。そうだ、おっかけファンを十把一絡げにグルーピーとか言う人もいるけどそれもいい加減にしてもらいたい。グルーピーってのは「とにかく選手とやりまくる」を目的としている人々の総称である。ここはちゃんと押さえてくれ。私たち(って、私以外はどうだかわかんないが)はそんなつまらんことを目的とはしていない。なんて言うと負け惜しみととられそうだな。まあそのへん、わかる人はわかってくれると思います。プラトニックのほうがナマでやるなんてことよりずっと至高の悦楽を得られる場合があるんです。 とにかく、ファンとストーカーは別モノだし、その峻別をはっきりさせてほしいということです。で、たまに自分のことを「●●選手のストーカー」と面白がって言う人がいるが、そういう人には、「ちゃんとストーカーと呼ばれるだけの行動をしてくれ」と言いたい。家に侵入して寝室で暴れるとか、車のトランクに隠れるとか、ちゃんとやってから言ってほしい。それぐらいハラ据えてやるもんだろうストーカー業は。 ……なんていくら言ったところで、こういう記事が文春に載ったということは、私らのようなファンは(いやこのヨシコちゃんみたいに選手に抱きついたりはしないが)ストーカーだと世間様に立派に認定されて、指さして笑うような存在だってことである。プロ野球なんかと比べモノにならないほど、競輪選手のオッカケなんてのは世間的に聞こえが悪い。しかしいかんせん競輪はマイナーなので週刊文春の記事にならなくてすむ。競輪でよかった。というのもなんかヘンな話だが。 もうひとつ、文春の記事を読んで思ったこと。 どこの世界も。激しいファンは「ヨシコちゃん」なのか。競輪界にも、そのものズバリ「ヨシコちゃん」がいるので、ちょっと驚いたという話でした。それも西と東にいる。東西正横綱。東のヨシコちゃんは最近見ないので引退しちゃったのかもしれないが。さびしいなあ。横綱の引退なら、ちゃんと断髪式をやってもらいたかった。 |
|
|