鈴木祐子

フルーティスト

3歳よりピアノ、15歳よりフルートを始める。

オーケストラのビオラ奏者であった父にピアニストになることを義務ずけられて、強制的に猛練習させられた。

音楽の基礎は嫌でも身に付いたが、どうしてもピアノになじめない自分を小学校の時にブラスバンドではじめて吹くことになったフルートによって気づかされた。

以後、高校生の時よりフルーティストを目指し始めた。芸大はソルフェージュがめちゃくちゃで一浪した。

東京芸術大学音楽学部 器楽科 フルート専攻卒業

1年留年して4年生を2回やった。自分の手に合わないポジションをつかっていたせいか、指を壊してしまい、演奏がほとんどできなくなってしまったため。

1989年 福岡にてジョイントコンサートを行う

1991年 東京文化会館推薦音楽会のオーディションに合格し、デビューコンサートに出演

1992年  東京バリオホールにて初リサイタルを行う

いま、この時のテープを聴くと、技術的には疵が多いが、何か思いっきり吹ききっている感じがして、ほほえましい。まっ、いいかという感じ。

1995年 東京バリオホールにて二回目のリサイタルを行う

1997年 ルーテル市ヶ谷センターにてリサイタルを行う

このリサイタルは技術的な面と内容が割合バランスよく出来た気がして、自分では納得できた。力を出し切った感じ。

現在、ソロ、室内楽で演奏活動を行っている。

これまでに、野口博司、金昌国、小泉剛、ハンスペーターシュミッツ、小泉浩、増永弘明、マティアス リュッタースの各氏に師事。

ヘインズの総銀 同じ銘柄でも一本一本音の響きが相当違いますが、楽器屋さんで試奏してすごく気に入りその場で決めました。フルート奏者の友達にもうらやましがられる自慢のパートナーです。

バッハ、ドビュッシー、パルトーク

良い演奏家でもつまらない演奏をよくするし、テクニックのないひとでも、何かの加減で感動的な演奏をするのに出会うことがある。

いつでも完璧な演奏家はいないと思いますが、あえてあげてみます。

(フルート奏者)

オーレル、ニコレ 人に媚びず、フルート奏者というより真の音楽家という感じがする。

べネット  テクニックと音楽性がすばらしい(ネビル、マリナーと競演しているバッハの管弦楽組曲2番のCDはお奨めです。)

(他の楽器)

ミケランジェリ(ピアノ) 立派な人だ。完璧な技術を嫌みでなく使える。

ジャクリーヌ、デュプレ (チェロ) 正直な感じが好きです。切羽詰まっているのが、魅力的。

五嶋みどり(バイオリン) 音楽が大きい

オーティス、レディング(ソウル歌手) 歌が非常にうまいと思います。

聞く人の心に届く演奏

音の響き

曲に集中すること

まず、体の状態を整えるために柔軟体操をします。(体調が悪いとどんなに練習してもよい音が出ないというのを痛感しています。)

次に、ロングトーンですが、最初はあまり音質や音程にこだわらず、楽に音を出します。

だんだん、体が慣れてきたらば、理想の響きをイメージして音を出します。

理想の響きというのは、言葉で表すのが難しいのですが、体、楽器、空気が共振するような力のある豊かな響きです。

フルートに限らず、弦楽器や声楽など他の楽器の音をよく聴いてイメージをふくらませています。

自分ではすごくまじめだと思っているが、夫にはまじめはまじめだが、底の方に不良性の太さがあると言われている。

夫と娘ふたりの四人家族。夫は基本的には善人でおもしろい人だと思うが、情緒不安定で閉口することがある。

娘は、今のところ上の子は陽気、下の子はしっかり者という感じ。

三人兄弟の真ん中で育ったので、もう一人欲しかったのだが、晩婚がたたって体力的に無理でした。ちなみに夫は有名彫刻家の一人息子で彫刻家。(夫のホームページはこちら)

 

(夫、鈴木厚が鈴木祐子にインタビューしたものを元に再構成いたしました。)