自 然
木ようび あめの朝
秋色のパレット
神無月の空
生まれたての朝
雨の季節のはじまり
草もみじ
夜明けまえのお伽の国
オランダの野鳥
夏のなごり
雨・雨・曇り
時々晴れ・のちカミナリ
7月の月
風の記憶
夏の光と影ぼうし
霞色の空に、三日月
ワインレッドの木
初夏の色
みどりの風
It is a lovely day !
ひこうき雲のらくがき
あたらしいことのはじまり

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雨・雨・曇り・ときどき晴れ・のちカミナリ 5,August,2009 



青空が見えて明るくなったのが、4分前。

また風が強くなり、だんだん暗くなって来ました。

遠くでカミナリの音がしています。


バケツをひっくり返したような雨が降ってきたと、

窓の外を見ていたら、すぐに小降りに。

目の前の駐車場の、向こう半分はパラパラと降っていて、

こちら側の半分はもうやんでいます。



雨雲は風に流されて、その切れ間から青空が見え始めました。

雨にぬれたプラタナスの緑に、陽の光があたってきれいです。


でも、それもつかの間。

みるみる暗くなった空から、また大粒の雨が落ちて来ました。


くるくる変わる、オランダの今日の天気です。

これは、きっと、上空で吹いているきまぐれな強い風が、

雨の雲を連れてきたり、吹き飛ばしたりしているせい。



降ったり晴れたりする雨の日の外出は、傘よりもフード付きの服が便利です。

どうして、オランダの人は、フードをかぶっただけで、雨の中を歩いている人が多いのかな?

と、思っていましたが、その理由がだんだんわかってきました。


さあ、雨がやみました。

きまぐれな風がもうすこしの間、雨雲を吹き飛ばしてくれる事を祈って、

私もフード付きのコートを着て出かけましょう。




7月の月    24,July,2009 


いつか見てみたい月があります。

湖の水面にうつる湖月です。


三日月、弓張月、真昼に見る下弦の月。


「見て見て!月がきれいだよ。」と、日毎、家族の者に声をかけ、

ベランダでワイン片手に、愛でていたた秋の月。


夏の夜、涼やかな月に照らされてそぞろ歩く散歩道。


春のおぼろに霞む月。


冷たく澄んだ空気の中、夜空にこうこうと光り輝く冬の月。



私はいつから月がこんなに好きになったのでしょう?


昔、祖父の家では、祖母が毎年お月見の頃になると、

すすきや秋の花と一緒に、皿に盛った果物やお芋を飾っていました。


「これは、お月さまに供える物だから、お月見が終わるまで食べたらだめですよ。」

と、よく言われたことを覚えています。


子供の頃に祖父から聞いた、月うさぎの話も大好きでした。


うさぎと月が絵付けしてある器に目がなくて、

お店でみつけると、すぐに手に取ってしまうのはそのせいでしょうか。



きっと、子供の頃に好きだったことは、

こころのたねになって蒔かれ、大人になるときに一緒に成長して、

いつのまにか大きくこころのなかで花を咲かせているからだと思います。


オランダの7月は、太陽の上っている時間が長く、なかなか暗くなりません。


この頃、月を見ていないなぁと思っていたら、プラタナスの木々の向こう、

明け方近い、群青色から水色に変わるあわいの空に

三日月が浮かんで見えました。





風の記憶   15,July,2009 


オランダはいつも風が吹いています。



窓の向こうに見える、一番奥のポプラの木のてっぺんを

風が大きく揺らしているかと思うと、その風が回りながらこちらに降りてきて、

すぐそばの、まだ青いプラタナスの実をゆらしています。

まるで、風の道がそこにあるようです。


叔母の家の近くに、田んぼがたくさん残っていた頃、

鮮やかな緑の稲をゆらして風がわたっていくのを、よく見にいきました。



台風になると外に出たがり、母に叱られた子供時代。

強い風の中、ビニールや木の葉が、空高く舞い上がるのを見ているのが好きでした。


大人になって一番の風の記憶は、

大井川にかかる蓬莱橋。

古い木の橋をわたっていくと、風がゴォーゴォーとうなるように吹いていて、

橋のまん中で目をつぶると、まるで空の上で風に吹かれている様でした。


海を見に出かけて、

風の中、オカリナの音色が聞こえてきた事もあります。


仲良しの少女と一緒に摘んだ、

両手一杯の、野分の風にゆれるコスモスの花。

その少女は、もうすぐお嫁さんになると嬉しい知らせをくれました。



すすきの群生が銀色に光って、風にゆれながら

踊っている様でとても綺麗だった秋の日。


どれも、宝物のような時間を紡いでできた風の記憶です。


風がいつも吹いている、この町で

これからどんな、風の記憶が綴られていくのでしょう。

やわらかい心と子供のような好奇心、持ち続けていきたいです。





夏の光と影ぼうし 3,July,2009 


写真を撮る機会が増えてくると、

影が上手く撮れた時は、画像が生き生きとしてくるようで、

好きな感じの写真になる事が多いとわかってきました。



昔読んだ絵本の中では、ピーターパンが

ウェンディに影を縫いつけてもらっています。


幼稚園で働いていた時は、子供達とよく影ふみごっこをして遊びました。



窓にかけてある白いブラインドから外の光が入ると、天井に

ストライプのパッチワークの様な面白い影ができあがります。



散歩の途中で出会った、

キャンパスにそのまま写し取りたいような、繊細な木の葉の影。


ヘルシンキで見た、テンペリアウキオ教会の、天井から差し込む光の影。



夏の夕方、地面に映った長い影ぼうしは、

子供の頃の楽しかった夏休みを思い出させてくれます。





霞色の空に、三日月 26,June,2009 


すこし紫がかった霞色の空に、細い三日月が見えます。

オランダの今の時刻はpm10:30。やっとそろそろ暗くなり始める頃です。



ヨーロッパは今、夏の真っ盛りで過ごしやすい日が続いています。

“ジューンブライドの花嫁は幸せになる”と結婚式を挙げる人が多い6月ですが、

日本では雨の多い季節です。どうして6月なのかなと思っていましたが、

こちらに来て、初めてその意味がよく分かりました。



一日の間に四季がある、と言われているオランダです。


朝は春、お日様が登るにつれて次第に気温が上がり、初夏になって午後は夏、

夕方から(といっても、今の季節は10時すぎですが…)は、秋のように涼しく、夜は冬。


今は真夏なので、夜でも長袖をはおるくらいですが、

寒がりで暑がりの私は、出かける時はよく、外を歩いている年配の女性の服装を

(半そで姿なら薄着でも大丈夫といった具合に…)参考にしています。



いつも家の前を、グレーの猫を連れて歩いているおばあさんがいます。

猫は勝手に前を歩いて行って、車の下にもぐりこんだりしています。

それを根気強く、猫が出てくるまでそばで待っている

おばあさんと猫の不思議なお散歩の光景ですが、

今度お会いしたら、まずはオランダ語でこんにちはと話しかけてみましょうか?





ワインレッドの木 15,June,2009 


家から歩いて15分位の所にスーパーがあります。

その近くに、お気に入りのワインレッドの木があります。



日本ではあまり見たことがない感じ…私のオランダの“気になる木 ”ランク1位。

光が当たると、燃えるようにキラキラしてとてもきれいです。

見事に紅葉している様にも見えますが、なんていう名前なのでしょう。

そのスーパーに買い物に行く度に、ワインレッドの木を見て喜んでいます。



道を歩いていて、70歳位の女性にすれ違いざまににっこりウィンクされてドキドキ。

家に帰ってすぐ鏡に向かってウィンクの練習をしてみましたが、

けっこうむずかしかったです。

ステッキを突いて歩いてくるロマンスグレイのおじさまが手に持っていたのは、

赤いバラの小さな花束とイチゴ。

それを見たとたん「まるで映画の一場面の様!」と、一人でワクワク喜んでみたり…。



私の毎日は、こんな風です。

小さな事でも喜んでいると、鏡の中の私も自然と微笑んでいます。

そして、それが毎日をたのしくする小さな秘訣かなあと思っています。





初夏の色  27,May,2009 



牡丹色、あやめ、撫子、りんどう、私の好きな日本の夏の花色です。



オランダでは春の白い野の花に始まって、次に咲きだしたのは黄色い花。

今の季節、道端や空き地でよく見かけるのは、赤紫や青紫の花々です。

日本の家の周りによく咲いていた野の花とは違い、

高原や山の家で咲いていた花に似ている様に思います。



子どもの頃からずっと、野原で花摘みをするのが大好きでした。今でもそうです。

当分、散歩に出かけるときは手ぶらで帰れそうにありません。

緑の中、私が好きな花たちが風に揺れてそこに咲いているのですから。






みどりの風  20,May,2009 


昔読んだ本の中で、「はるにれ」という大好きな絵本があります。


文章はありませんが、春夏秋冬の木の風情を、写真で綴ったものです。

まっ白な雪のページも印象に残りましたが、やはり好きなのは春の芽吹きの時。

柔らかな小さな葉が、日に日に色濃く、大きくなっていく季節のページが、一番好きでした。



オランダでは、この季節,色々な木々の花が風に揺れて咲いています。

窓の外のプラタナスの若い葉っぱも、風にゆらゆら、高い木の梢も揺れています。

まるで、風はみどり色に染まって、遠く木々はゆれて、唄っているかのようです。



風にのってたんぽぽの綿毛がフワフワ。

私の想いも、みどりの風に吹かれて、大好きな人達に届きますように。


                 Take a joy! いつも くちびるに微笑みを・・・





It is a lovely day ! 23,April,2009 

うれしいことに、オランダは今日もいい天気です。

聞くところによると300年ぶりのお天気続きだとか・・・。




我が家のある“AMSTELVEEN”から車で10分も行くと、広々とした草原と運河が現れ初め

フル装備をした自転車が何台も車の横を走り抜けていきます。

牛や羊がのんびりと草をはんでいて、そのむこうに

黄色や赤やピンクのじゅうたんの様なチューリップ畑が時折出現します。

      

      
運河沿いにある風車がゆっくりとまわっています。

どこまでも続く草原に、連立する白樺やポプラ、プラタナスの木々。

まるで、絵に描いた様な風景です。

      


広々とした青い空、萌黄色のやわらかな葉が風に揺れています。

今日は本当にいい天気です。

                 It is a lovely day !





ひこうき雲のらくがき 15,April,2009 




朝焼けの東の空

ひこうき雲がななめ上にむけて一直線!

空に一本の線がスーっとひかれてゆきます。

それを見ていると今日もがんばろう!って気持ちになります。

キッチンの窓から鳥のさえずり

何かいいことがありそうな一日の始まりです。



オランダのスキポール空港は

世界中からたくさんの飛行機が離発着しているみたいです。

日本では普通ひこうき雲は1〜2本程度ですが、ここの空は

右から、左から、ななめ上から、ななめ下から

“縦横無尽”のひこうき雲をみることができます。

空に星のような形ができていたときには、

思わず手をたたいて喜んでしまいました。



今日もいい天気です。

子どものようにひこうき雲をさがして空を見上げています。





あたらしいことのはじまり 7,April,2009 



はじめの一歩です。

鳥の声があちこちから聞こえてくる アムステルダムの一日め

いい日がはじまりますように・・・。

主人の仕事の都合で、オランダへおひっこししました。

光あふれる運河のほとりの道は、黄水仙がみごとに咲いています。

朱赤、うすいきみどり色、少しくすんだピンク色、

名前の知らない色々の木々の花が迎えてくれました。



さくらの花も咲いています。

高い枝先でふくらむつぼみ、あれはきっと白もくれんの花。



鳥の声に誘われて、光のなかをさんぽする楽しみはどこに住んでもおなじですね。

オランダでのあたらしい生活。これからどんなことがはじまるのか、楽しみです。



2人暮らしになりましたが、はじめから一歩ずつ

ゆっくりと作りあげていこうと思います。


                        Take a joy
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