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   雪待月 8,November,2009 



雪待月になり、道行く人は

オーバーや、ふちに毛皮のついたフード付きの温かそうな上着に

手袋やマフラーをして、すっかり冬の装いです。


ふちにレースの付いた黒い傘を

クルクル回しながら話し込んでいる黒い肌の女の人、

お相手の男性はイスラム系の顔立ちをしています。


その向こうを「何頭身あるの?」

と、感心してしまうくらい背が高くて、

ジーパンのよく似合う金髪の女性が、足早に通り過ぎていきました。



背の高い人も、低い人も、

肌の色も、髪の色も違う、

様々な人が混ざり合って暮らしているオランダ。


今でも時々、

ここにいることが不思議な感じがすることがあります。


ふたりで、顔を見あわせて、

「オランダに住んでいるんだよね」と、言いあったり・・・。



雪待月。


オランダで迎えるはじめての冬が、すぐそこに来ています。




   秋色のパレット 5,November,2009 



黄金色、樺色、琥珀、山吹茶。


秋色のパレットを開けたみたいに、

街路樹や公園の木々の葉がきれいに色づきました。



公園にはもちろんのこと、

家々の間や運河沿いの小道にも、

ゆたかな緑の芝生が広がっているオランダですが、

そのうえにも、たくさんの落葉がひらひらと舞い落ちています。


緑と黄色のコントラストがとても美しい落葉のじゅうたんが、

あたり一面ひろがる様子は、いつか見た映画のワンシーンのようです。



色とりどりの木々の葉で彩られた、

美しい晩秋のオランダ。


私の大好きな季節です。





  骨董の街 ハーレム 3,November,2009 



小さな骨董品屋が並ぶ、ハーレムの街。


中世のたたずまいを今に残したような古い街並みは、

15世紀に建てられたゴシック建築の教会を中心に

マルクス広場があります。



ここは、ディジーという映画のロケ地に選ばれました。


広場で似顔絵を描くヒロインの女性は、画家の卵。

骨董屋を営む祖父のお店でアルバイトをしています。

ストーリーはそこから始まって、

あとは、見てのお楽しみ。



主人公が乗っていた自転車や、雨やどりしていた店先。

そんな映画の一場面を思い出しながら、

骨董品や雑貨が並ぶショウウインドウを

ゆっくりと眺めて歩くのはとても楽しかったです。


マルクス広場は赤いレンガの石畳。

そのまわりにはカフェが並び、たくさんの人で賑わっていました。



雰囲気のある美しい骨董の街、ハーレム。


路地をまがったら、

自転車に乗ったヒロインに会えそうです。




   神無月の空 31,October,2009 


もうすぐ夜明けになります。


群青色から蒼色にかわっていく空に

三日月が見えます。



東の空が白々とあかるくなって、

朝日に染まったひこうき雲が

風に吹かれて、きれいなピンクの羽雲になりました。


美しい朝焼けの空です。



今のオランダは、目がさめても外はまだ暗く

夜のつづきのような朝。

そのうちだんだん明るくなってきますが、

お天気のいい日はそれからが

一日のうちで一番きれいな空がみえる時間になります。


だから、この季節はすっかり明るくなるam8:30頃までキッチンにいて、

窓から朝焼けの空を眺めながら、

夕ごはんの下ごしらえや一週間分のスープストックを作ったり

朝のうちに、ひと仕事すませてしまうことにしました。



さて、本日のきれいな朝焼けTIMEはそろそろ終了です。


今日はこれから自転車に乗って

この間みつけたかわいい雑貨屋さんにいってみましょう。


帰りにチョコレートショップに寄って、

おいしいチョコレートを少しだけ買うのも忘れずに。




  落ち葉あつめ 28,October,2009 



家の前のプラタナスの木の下に

大きなアイアンの籠のようなものが置かれました。


何に使うのかな? と、思っていたら

その日の午後に判明。


赤いシャベルとブラシを持ってやってきたおじさんが、

落ち葉を集めてその中に入れ始めたからです。



おじさんは時々近所の人と立ち話しをしながら、

シャベルで落ち葉を集め、小一時間程働いて帰っていきました。


次の日も、朝早くから

プラタナスの木の下には、おじさんの姿。


落ち葉の季節になると、

きっと毎年こうして集めているのでしょう。


「落ち葉を集めてたき火して、焼き芋を焼くなら手伝うのになあ・・・」

なんてつぶやいている私は、まだまだ未熟者です。



春と夏にきた移動遊園地が

秋になってまたやって来て、にぎやかな音が聞こえています。


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