5/4 08:30
前日より用意しておいた装備をバイクにセットして、近くのガソリンスタンドへ。
いつものツーリング用サイドバッグに加えて、テールバッグが今回から標準装備となった。常々、バイクに荷物をセットした時の紐が、荷物の出し入れの障害となっていた。しかし、これでバイク上から紐はなくなった。
さて、今回のツーリングでは、装備が3つ今までと異なっている。
1:デジカメ
2:テント
3:寝袋
以前所有していたテントと寝袋は、元が安物だった事もあり、使用に耐えられないほどになっていた。
「今年から、北海道でのバイク生活を満喫するぞっ」
と、意気込んだものの、既にボロボロだったこれらを思い出し、ツーリング前に新調したのだった。
新調するのを考えたのは、今回の旅がGWともぶつかった事もある。北海道は観光地だが、宿が取れるとは限らないし、時間があるときは寄り道が好きな私のことである。1日にどこまで行けるかはわからない。早く宿に着いてしまうのも嫌だし、夜になってから着くのも嫌だ。
そんなわけで、今回から野宿(?)を前提としたツーリングがスタートした。幸い北海道は無料で使用できるキャンプ場や、有料・無料の温泉も多い。
もう一つの新製品であるデジカメは、機能が多いため操作や状況に合わせた使い方の判断にまだ苦しんでいる物だ。実戦テストという事で、持っていく事にした。銀塩カメラを使わなくなって久しいが、旅に記録は付き物だから。

さて、国道5号を岩内方面に向かって走行する。仕事で良く走行する路線であり、特に変わったことはない。やはり、少し肌寒い。5月と言えども、この時間だとそんなに気温は上昇せず、12℃と表示が出ている所もある。当然寒いが、それなりに厚着なので結構大丈夫だ。
しかし、稲穂峠を通過するころには寒かった・・・。なにしろまだ山には残雪がちらほら見える、
「このままじゃ、快適とは言えんな」
仕方なく稲穂峠を越えて、R5からR276に入り、R229に向かうため岩内町に入った所で、ホームセンターに立ち寄る。ランタンのマントルも切れていたので購入し、テールバッグからフリースを取り出し着込む。これでセーターまで着込むと、ほとんど3,4月の雪解け時の格好と変わらない。
桜がまだ咲いてないので、兵庫県の実家のある辺りの3月末位から4月上旬位の気温と考えると、なかなか北海道との気候が結構違う事が実感できる。
「ホントに遅いんだな」
その程度だが。
そのままR229に向かう。R229も仕事で最も使う国道の1つだ。ここまでの走行経路も何度も通過した事がある。しかし、やはりバイクと車では感覚が異なっている。「寒いっ!!」と言うのが、この時の最も違う事だけど、その原因がやはり風。車では(全身では)感じられないものだが、バイクでは思いっきり感じたくない時でも公平に感じられる、視界も違うので、体感速度も速く感じられる。最近気付いたのが、場所による気温の差だ。
春や秋に走行していると、急に冷えた空気にぶつかる事がある。そして急に元の気温に戻るのだ。おそらく残雪による冷気が山肌を伝って、道路付近に漂っているのかな?結構楽しいものだ、寒さに余裕がある場合は(^^;)

国道229号 カスペトンネル付近より「弁慶の刀掛岩」
さて、岩内町からR229に進入して、そのまま南下を開始する。ところで、仕事で何度も通った国道だが、いつの間にかカスペトンネルと言うものが開通していた。上の画像の左にカスペトンネルがある。
このトンネルによって、画像の右に移っている道は廃道になっている。きっと季節・時間によっては釣り人がタムロするんだろう。さて、遠くに写っている海に接している岩が「刀掛岩」。弁慶(義経の家来ですな)が、海に入る時に刀を置く為に岩を曲げたという、私にとっては良くわからない伝承(?)がある。うーん、人じゃないですね、既に。
通過した事のないカスペトンネルに入ってみて、ふと
「トンネルの匂いがする」
と思った。直後、自分でもトンネルの匂いってなんだ?と自問自答した。古いトンネルだと、何も匂わない。排気ガスとかを除けば・・・。トンネルの匂いだと思ったのは、セメントの匂いだった。新しい畳の匂いがするような物だろう、たぶん。
そのままR229を南下するが、車の皆さんは早い。80km位で走行しているのに、追い越される。少し対抗心を燃やして追い越された瞬間に加速。そのまま付いて行こうとしたが、その運転手は何を考えてるのか、最高時で130km位でもコーナーで若干追いつくものの、ジワジワ離されていく。もともとオフロードバイクは速度を出すもので無いため、私のバイクでは直線で路面状況が良くても130kmが限界だ。それ以上だとハンドルの振動でどうにもならなくなる。
と、言うことで気付けば、結構走行しており、寿都町に入っていた。そろそろ休むかと思い、道の駅もないため、「弁慶岬」で、休憩する事にした。

2000.05.04 弁慶岬にて
さて、R229に残っている義経・弁慶の伝承だが、ここでもあるようだ。以前にもここに来ているが、この時間に来るのは、珍しい。天気は相変わらずで、遠くまで見渡せるわけでもなく、残念だが仕方ない。缶コーヒーを買い、東屋で一休み。はっきり言って寒い。高速で飛ばした事もあるけど、寒い。まだまだ缶コーヒーは暖かいのを買う。
一休みしながら周りを見ていると、結構観光客が休んで行く。特に弁慶が目的というわけでもなさそうだけど、自販機・トイレ・大きな駐車場で人は集まるようだ。写真を撮ってくれと頼まれ、弁慶の像と一緒に撮影する。ぼーっとこの写真の位置にいると、結構頼まれてしまう。そんなわけで、東屋に地図を持って退散(笑)ちゃんと撮れていると良いけど・・・どうも撮影後にすぐ「あがり」が確認できるのに、慣れてしまっている。ちなみに、デジカメで人に撮影をたのんで、うまく撮れていた記憶がそんなにない。コンパクトカメラと同じように設定して頼んでいるんだが、やはり気負ってしまうんだろうか?現在私はツーリングには3脚を持って行っている。そのほうが確実で、夜景とかも撮れるから・・・。