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日本のテレビの衰退の理由

過去20年間で日本のテレビ番組の質の衰退と手抜きはどうしょうも無い、治らない慢性的なディジーズに陥っている。それも自覚症状の無い悪質な病で、それを見ている視聴者はもっと打撃を受けている。
まず民放のシステムを簡単に説明すると時間帯に番組の振り分けがあり、30分番組の場合、24分-26分が実質の長さである。4-6分の開きの中に15秒コマーシャルから長いのは1分にわたる幾つかの企業の宣伝が入る。

まず日本のテレビの歴史は古くテレビを発明したRCAと同時期に浜松工業高校、早稲田の教授の高柳健次郎が1939年に無線画像伝送機を発明しており、1940年に行われるはずであった、東京オリンピックで使われる為のテレビ放送の研究で今のNHKの元になるSTRL(NHK’s Science Technical Research Laboratories)の世田谷のきぬたで実験が行われていた。現在のPALシステムと同じ25fps、走査線の数は441ラインであった。1938年に東京オリンピックはキャンセルになったが現在のテレビの土台はつくられていたのである。1946年アメリカ軍の占領下の日本はGHQの許可を得てNHKがラジオを再開した年でもある。そしてNHK創立25周年の1950年に東京三越デパートの上に設置されたアンテナから4Ghzの電波を発信し、テレビの実験もはじまったのである。
そして日本の独立後1953年に初めてRCA製のテレビカメラをNHK独自のカスケードチューブ(ブラウン管)にかえていったのである。

そして民放の始まりは1959年、日本テレビ、TBS、Fuji TV、そして TV Asahiが1958年に完成した東京タワーから関東を中心に放送を始めたのである。1960年この時日本はアメリカ、キューバに次ぐテレビ大国になり、現在の525ラインのNTSCのシステムが確立されたのである。

ま歴史はこの辺で止めるが、最初の頃のテレビ番組製作に関わる監督、技術はもともと映画畑の人間であったのは承知の事で、出来た作品も今の物よりかなり質も高かったのは知られていない。残念にもその当時のビデオのテープ(アンペックス製の2インチは35ミリの映画もフィルムより高価で、何度も繰り返して録音されたためオリジナルはほとんど残っていない)のはまたまた非常に残念なことだ。

現在の番組の質の低下は、ファイナンスの問題ではなく、テレビは誰でも見ると言うふざけた今の重役クラスの頭脳の程度の低さである。ちなみに民放のゴールデンタイム(アメリカでプライム・タイムと言う)に支払う企業の額は30秒で1千万から何千万と言う額であり、その半分は広告代理店に納められ、コマーシャルとして制作されている。その残りの額がテレビ局に入って来てその番組の制作費に当てられるわけだが、制作コストの低いバライティショーは30分番組だと1000万円もかかからないのである。ちなみにアメリカのプライムタイムの30分番組の制作費は平均でも最低6500万円である。日本の残りの金はどこに行っているのか?もちろんオーナーと制作プロデューサーのふところ、あとは税金で持っていかれているのである。
去年、日本テレビの視聴率の操作が問題になったが、高い金を払っている企業は、その視聴率に金を払っているわけである。アメリカの7分の一の予算で、どうしていい作品ができるのだ。だから韓国にも負けてしまうのだ。恥だ!

 



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