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俺は、ただ、今まで生きてきて、そして、今、ただ死んでいく、一つの朽ち果てる肉。
見えない毒をばらまいた。
ただ、死ぬのは口惜しいと、俺の肉が、毒を呑み込み、ぶちまけた。
あの空飛ぶ鉄の箱の中。
まき散らし、かき回し、粘膜に潜ませる、死のからくり。
複製、複製、複製、複製……。
そして、訪れる恐るべき破綻。
テレビが言う。
お前がスーパー・スプレッターだ!
世界中の生者と死者が一斉に、俺を指さす。
お前が、その、スーパー・スプレッダーだ!
死をまき散らす者、毒を吐き散らす者、太陽を黒く塗り替える者。
そう、俺が、そうなんだ。俺こそが。
だが、それがどうした?
消毒液にまみれた色のないベッドに転がるこの俺にとって、世界はもうすぐ終わるもの。
スーパー・スプレッターのこの俺の、最低最悪最期の場面。
何を語れと言うのか?
消えて行く光。失われていく闇。
複製から破綻、そして沈黙へ。
永遠に続く、その、語ることのない意志。
俺は、ただ生きて、そして、ただ死んでいく、一つの朽ち果てる肉。
© Annatto Shiquiso
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