【DB語録】


DSで「ズー・キーパー」をやりながら、人間ではないDBが俺に言う。

「以下は、最も基本的なこと。

【無】唯一の純粋概念。究極の虚構。誰も想像すら出来ないが、誰もが分かる。
【存在】無ではないもの。「何もない空間」は無ではなく、存在。
【時間】存在の別名。地球が大地であり、大気が空であるのと同じ。

「以下は、それほど基本的でもないこと。

【死】ある存在の恒常性を維持する機能が停止し、二度と回復しないこと。
【生物】死ぬ存在。
【人間】自分自身が死ぬ存在であると自覚している存在。

「以下は、自分が感じていることの本当の「原因」がすべて世界の側にあると思いたがる人間の、つまり、自分が感じ取っている世界が現実の世界とイコールだと思いたがる人間の認識能力の限界が作り上げたマボロシ。

【善悪】人間の気分を、人間が恣意的に区分したもの。決して確定されることはない。
【神】自然現象に「意図」を幻覚する人間が作り上げた想像上の「意図する存在」。
【運命】出来事をつなぎ合わせてそこに意味を見いだす能力から生まれるヒトリヨガリ。

「以下は、自分自身の死によって、自分自身が完全に消滅してしまうということがどうしても理解、納得できない人間が、「自分自身が存在しているというこの実感」だけを頼りに作り上げた、荒唐無稽な「設定」。

【霊】自分自身の死が理解できない人間が作り出した「死を免れる本来の在り方」という設定。
【魂】「霊」とほぼ同じ。死すべき肉体と永遠の魂という死の回避法の中で生まれた設定。
【死後の世界】「永遠に存在する自分自身」という願望にとっての幻想の舞台設定。
【輪廻転生】死後の存在を再度、現世へと接続し、人間存在の永遠性を可能にするための設定。


「その他、些末なこと。

【宗教】勝手に生きている身体からの疎外感を紛らせて生き続ける為のメクラマシ。
【恋愛】下痢腹を抱えているときに、トイレのことで頭がいっぱいになるのと本質的には同じ。
【国家】どんなにいじり回したところで、所詮はナワバリの発展型。サルのそれと五十歩百歩。

おっと、ゲームオーバー」

人間ではないDBは、大してゲームは巧くないが、かなり好きだ。

(2008.05.29)


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