ルック・ザック
登山靴・兼用靴はこちら==>

リュック・サックとか単にザックと言ったりする。「ザック」はいいけど、「リュック」とはいったい何語だい? もちろん日本語。英語だったら「ラック・サック」だし、ドイツ語だったら「ルック・ザック」だ。ドイツ語で「背中」のことを「リュッケン」と言うので、むかし誰かが勘違いしたのかもしれない。

それはそうと、ザックの種類の豊富さときたら、気が遠くなるほどだ。それも毎年なんらかの改良が加えられていて、これほど進化が著しくまた種類が豊富な登山用品は他にはないだろう。

私がいままで使ったザックは
1.ミレー・No.555 グランドジョラス・ルネ・デメゾン
2.ショウィナード・アルティマ・ツーリー
を初めとして、その後様々なザックを使用した。

もちろん高校、大学の山岳部時代はキスリングと呼ばれる帆布のでっかいザックも使用した。
ザックは意外と消耗が激しい。登山靴の方が長持ちするくらいだ。
いままで最も多く使用したメーカーはミレーである。もういくつ使い潰したか分からない。
ミレーは私の身体に一番フィットするように感じる。それに以前のミレーのスキーホルダーは他社のものに比べたら格段に優れていた。専用のプラスチック・ホルダーが付いていた。
最近のミレーはそれがなくなったものの、登攀具の取り付けなどには充分な配慮がされている。
ラフマもなかなか出来の良いザックだった。ミレーもラフマもフランスのメーカーである。ヨーロッパの有名なザックにはイギリスのカリマー(「Carry more」 が名前の由来だそうだ)があるが、まだ使った試しがない。 もちろん店では試してみたが、どうも私の体形には合わない感じがしている。
最近はアメリカ製のザックに人気がある。ザ・ノース・フェイス、グレゴリー、ロー・アウパイン等々、優れたザックが数多くある。しかし重量は若干重めのものが多い。

現在私が使用しているザックは、大型ザックから:

1.マウンテン・ダックス(70リットル超)

2.マムート(60リットル)スイスで購入。

3.オルト・ヴォックス(40リットル)ドイツで購入。

4.ミレー(40リットル未満・二点)

5.ドイター(38リットル)

である。ただし4.のミレーはほとんど山では使用しなくなった。

1.マウンテン・ダックスは国産のザックだ。欧米のメーカーのものと比較すると低価格であることが嬉しい。20年も前だったら国産のザックには目もくれなかっただろう。それほど国産と輸入物との間には大きな性能上の差があった。
でも最近はその差がかなり縮小されてきていると思う。マウンテン・ダックスも悪くはないが、使いにくい面もある。ひとつあげるならば、ヒップベルトがやわで、腰で背負うことがうまくできない。それゆえ肩がとてもつらくなることがある。長期の縦走などにも充分耐えられるほどのボリュームはあるが、ザックが重くなるほどヒップベルトはしっかりしたものが要求される。

2.マムートはスイスのグリンデルヴァルトの土産物屋で買った。スイス製であるがグリンデルヴァルドの他の店では見なかった。スキーホルダーはミレーのものと同じプラスチップ製のものが付いていて、見るからに使いやすそうだった。
中型ザックとしてなかなか出来の良いザックである。しかし問題はプラスチックの部分がやわだったことだ。
プラスチック・パーツに関しては、登山用品店でパーツのみ購入することができるが、パーツの交換ということになると簡単ではない場合が多い。ザック本体にしっかりと縫い付けられているので、まず縫い糸をきれいに取り除き、それからパーツを自分で縫い付けることになる。
この作業は大変だ。ザックのナイロン生地(大概はナイロンテープ)が分厚く、針を通すのがえらく大変な作業となる。ペンチなどを使って縫うことになるが、そのため針は2〜3本はオシャカになることを覚悟しよう。

3.オルトヴォックスはミュンヘンの登山用品店で購入した。ちょっとしたハイキングや日帰りの山スキーなどに使用するのに便利だ。カメラを持ち歩くのにも適している。フル・オープン・ファスナーでザックが「全開」できるので、カメラやレンズを取り出すのに好都合である。
ザックは7つの部屋に区切られており、細かな物を仕分けして入れることができるのだが、このようなタイプのザックは思ったほど荷物は入らない。ペンタックス67を入れて冬山へ行こうと思ったら、相当頑張らないと荷物が入りきらない。

4.ミレーのザックは私が最も使用してきたザックである。実は昔のミレーは既に倒産していて、今のミレーは別会社が「ミレー」ブランドを残して製造販売を続けているらしい。という話は登山用品店の店員から聞いた話なので、本当なのだろう。
でも今でもミレーのザックは秀逸である。一時評判を落としていた時期もあったが、最近では山で見かけるザックの多くがミレーになってきたように感じる。色づかいもなかなかしゃれていて好感が持てる。

4.ドイター
最近登山用品店でよく見かけるようになった。
小型のザックをひとつ購入した。家族共有のザックとして買ったのだが、これはかなりいい。背中が蒸れることは全くなく、背負った感じもとてもしっくりとくる。ノートパソコンを入れるのにもちょうどいいので、出張にもよく使用している。
ザックカバーが内蔵されているのも良いが、荷物を入れたときにザックが立たない。コロンところがってしまう。その点はマイナスポイントだ。特にカメラを取り出したりしまったりするときにザックを足や片手で押さえていないとならないのは、使いにくい。


登山靴・兼用靴

「軌跡の星で」トップページへ

「写真館 地球の色」へ