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☆☆☆☆☆
 ***イクリプス TD510***
 いい! 実にいい!!

 何がいいかと言うと、

1.小さい。
2.あまり重くない。
3.抜群の音の解像度。
4.低音から高音まで音に対する高い忠実性。
5.斬新な形。
6。べらぼうに高価でない。

 デメリットは今のところほとんど感じない。人によっては部屋の中にドッカと置かれたスピーカーシステムの存在感に酔うのかもしれないが、個人的にはあの四角い箱の音源にはもう飽き飽きしている。

今は亡き父親が作ったシステム。加工はホントに荒っぽいと言うか・・・。でもこのスピーカーから放たれる音はなかなかのもの! どなたか、このスピーカーユニットのメーカーなど、知りませんか? 教えてください!!
 
径は25〜30cmほどです。
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 「いい音」というのは、多分に個人的好みがかかわっているが、今聴くとJBLなんてどこがいいんだ?! って気がしてしまう(JBLファンの方ごめんなさい!)。

 超低音を好むひともいる。部屋を揺するほどのコントラバスの音! パイプオルガンの音!
 大きなエンクロージャーの中で膨らまされて放出された不自然な低音を好むひとだっている。

 こんなことがあった。よく自宅で聴いているCDを別の所で聴いた中学生のこどもが「すごい低音!」と言った。
 ウン、確かに「すごい」。でも不自然な音だ。息子は中学で吹奏楽部に所属しているため、私はよく彼らの演奏会を聴きに行く。コントラバスも二台加わるが、何十人もの打楽器、木管楽器、金管楽器の中で、コントラバスがゴーゴーと聞こえることなどない。

 オーケストラの演奏も都会暮らしのときはよく聴きにいった。とりわけ思いでに残っているのは、ウラディミール・フェドセーエフ指揮のモスクワ放送交響楽団の演奏。
 音が渦を巻き、サントリーホールの天井を突き破って宇宙のかなたに吸い込まれて行った。そんなあの大音響は、残念ながら日本のオーケストラでは出せない。すべての楽器がわずかなタイミングのずれもなく、わずかな音のぶれもなく一瞬にエネルギーが集中しないと、あの大音響は出ない。
 そんな破壊的ともいえる大音響をスピーカーで再現することは無理だ。私たちはそのミニチュア版の音を自宅で聴いて自分を納得させている。あるいは満足させている。

 音は十分の一であってもいい。でも相似形であって欲しい。高音や低音ばかりが異常に膨らんだ音は、もはやHIFIとは言えないのではないだろうか。多くの安ものスピーカーは、やたらと高音や低音が誇張されていて、正直聴くに耐えない。でもどうしたことか、やたらとブーミーな音のスピーカーが一般には好まれてしまう。
 それゆえか、TD510の音は「低音が出ない」という評価が多い。

確かにフルオーケストラの楽曲においては、チェロの音が痩せてしまうように感じる。この原因は今のところ不明。しかし、ジャズや小編成の楽曲においては、このスピーカーから放たれる音の定位の良さ、色づけのない素直な音質には本当に感心させられている。低音も実にタイトで、少しも痩せていない。

 コントラバスが加わっているジャズ・ボーカルなどを聴いてみて欲しい。そのレンジの広さや音の忠実性にはきっと満足できるものと思う。

間違いなく、お勧めできる逸品だ。(聴くときは、前面のガードを外しましょう。絶対その方が音の抜けがいいと感じます。)

 因に比較試聴したスピーカーを紹介しましょう。
 1.ビクター SXーM3      
 2.ビクター SXーWD500    
 3.タンノイ AutographMini   

 とにかく、でかいスピーカーはもういらない。自作のラックにこじんまりと収まり、それでいてスケールの大きな音を聴かせてくれるスピーカーを狙っていた。

 その結果比較対象としたものが上記3機種だった。

 ビクターのスピーカーはどちらも元気のある鳴りっぷりだ。音が前に前に出てくる。ただそれが長所でもありまた短所でもある。オーケストラの楽曲において、トランペットがステージの前で鳴ることなどあり得ない。ところがビクターのスピーカーの音を聴くと、後ろで鳴っていてほしい音までが前面に出てきてしまう。
 鳴りっぷりそのものはとてもいいのだが、遠近感が感じられない。その点においてはイクリプスが勝っていると思う。
 ただこれも好みの問題だから、ビクターの方がいいと感じる人も当然いると思う。イクリプスよりは高能率だったと思うから、鳴らしやすいスピーカーではあると思う。

 因みにビクターにはこんな商品もある。これはオーディオ・マニア魂をくすぐられるいい商品だ! お勧めはこちら↓↓↓↓
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 これを組み立てて音を楽しみたいものだ。なんとか自分も手に入れたい。ウッド・コーンの音は確かに魅力的だ。

 さて、タンノイ AutographMini。これは結構はまった。あの小さなボディからはちょっと想像できないほどの端正で芯のある音には、正直驚いた。四角い箱でないのもいい。ビクターのSXーM3もそうだが、エンクロージャの中で、定在波が発生して不自然な共鳴音が発生しない工夫がなされているのだと思う。
 イクリプスの形に満足できない人は、是非タンノイ AutographMiniを試聴してもらいたい。音質的には、数万円のシステムとは明らかに一線を画していることは一聴して分かると思う。
 価格は結構するが、長年使っても飽きのこない製品だと思う。私は総合的にはイクリプスを選んだが、もしもう一部屋スピーカーが置けるなら、このAutographMiniを買いたいと思う。

 FOSTEX G1300 もいいと思ったが、FOSTEXは価格がちょっと高過ぎる。イクリプスの1.5倍のおカネを払う意味は感じなかった。

 基本的に私はマルチウェイのスピーカー・システムは好きでない。考えてもらいたい。例えば低音用、中音用、高音用とみっつのスピーカーユニットが同時に音を発するスリーウェイ方式のシステム。
 人の歌声はすべてのスピーカーから発せられている。ミッドレンジ・スピーカーから最も強く音が出るだろうけれど、ウーファーからもツイーターからもやはり音は出ている。
 三つの物理特性の異なる振動板から一人の声が同時に発せられている状態で、生々しい人の声が出て来るだろうか? 私はムリだと思う。今まで聴いてきたスピーカーシステムで、「素晴らしい!」と感じたものの中でマルチウェイのものはほとんど存在しない。
 理想的にはシングル(フルレンジ)スピーカーがベストだと考えている。父親が何十年も昔に手作りしたエンクロージャ(どえらくでかく重い)に入れた30cmほどのフルレンジスピーカーの音は、今聴いてもハッとするほどのいい音がする。
 またよく秋葉原で聴いた「フルヤマ・オーディオ」の平面スピーカーの音は、私を完全に魅了したものだ。ただ高音用の「ハイル・ドライバー」などなくてもいいのではないかとも思う。あの四角い平面スピーカーひとつでこじんまりとしたものが低価格で発売されたら、大いに興味そそられるだろう。
 要するに昔からスピーカーはフルレンジ一個(できれば平面スピーカー)が一番いいと考え続けてきた。その理想像に最も近かったのが、イクリプス TD510だった。そして実際に聴いてみて私の考えの正しさが証明されたと感じた。

でもこればかりは好き嫌いだから自分の好みを押し付けるわけにもいかない。マルチでなきゃダメ!というひともいるでしょう。それに上に上げたシステムでは、
 「どれも我が家の広いオーディオ・ルームには役不足だ!」とおっしゃる向きもあるでしょう。そのような方には、次の製品をお勧めしたい。これは久々に「すごい!」と感じたスピーカーだ。マルチとしてはバランスがすこぶる良いものです。

          Buy Now!! ==>  Pioneer S-3EX

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 シングル & フラット & フルレンジ
実はそのようなスピーカーユニットがあります。「オギトーン」という実に心ひかれるユニットです。

          
 このスピーカーは Beat Nick 様から借り受けたもので、自宅で一週間ほど毎日聴くことができました。冗談で造られたものではありません。たったこれだけのもので、かなり響きます。
 スピーカーユニットは必ずしも箱に入れる必要はないのです。理想的には無限の大きさの衝立でユニットの前後を完全に分離すればいいのです。
 
なぜ箱に入れるのか、あるいは衝立で仕切るのか。それは振動板の前と後ろでは当然のことながら全く逆位相の音が出るので、ユニット単体だけだと、互いに逆位相の音が音を打ち消し合ってしまうからです。低音ほどその影響は大きくなります。
 だからその影響を排除するために箱や衝立で後ろ側で発生する音を遮断する必要があるのです。

 このユニットはしかしながらその辺のチューニングが難しそうです。やはり頑丈で重い箱に入れた方が良さそうですが、後ろ側はオーブンにした方がいいかもしれません。オギトーンのユニットでタイム・ドメイン スピーカーシステムが造れたら、かなりすごいものになりそうだと感じました。

 よっぽど購入しようかと思いましたが、アナログ・ディスクの音を聴いて正直ショックでした。悪い意味で。
レコードの「パチパチ音」がまるで暖炉にくべた薪のごとく「パチン! パチン!」と鳴ってしまったのです。
おまけに特定の低音域で共振が発生するようで、いきなり「ボー!」という強い音が発生したりします。

「アーッ、ダメだぁー・・」

高いポテンシャルを秘めたユニットだけに、なんとか活かす道がないだろうかと思いますが、誰か最適なエンクロージャを造ってくれないでしょうか。


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