***農業***

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ソ連邦が崩壊したときに、「キューバの政権崩壊も時間の問題」と言われた。実際それまでソ連から提供されていた食料やエネルギーはストップし、市民生活は困窮したようだ。
だが彼らは逞しくアメリカのプロパガンダを跳ね返し、生活を守るための防衛策にとりかかった。
それが「ミミズ堆肥」による有機農業だった。ハバナでも空き地などがあればそこは畑に変わっていった。そして野菜が栽培されたのだ。
その結果国民の健康は前より良くなり(それ以前でもキューバは中南米においては最も健康状態のよい国だった)、意識改革も行われ地域のコミュニティーも円滑に進むようになったと言われている。
「ミミズ堆肥」? 日本では見かけないですね。欲しいな!
VIVA CUBA!


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土というものを今までいかに知らなかったか、思い知らされた。
あなたが農業をやっているひとでも、多分この本に書かれている内容はすべては知らないと思う。
この本は農業関係者のみならず、多くの人たちにお勧めしたい。
学ぶところ大であること請け合う。


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エリート・ビジネスマンが農業を始めるとこんな風になるのか、と感心した。細かなコスト管理はこれからの農業にとって大事な柱だろう。また生育の記録と肥料の与え方なども客観的データとして残し、以降の年の作業の資料とするなどこれから農業を始めようとするひとに取っては参考となる情報がある。
ただし、都会の生活を捨て田舎で農業をしたいという人は、それまでの合理主義の息苦しさから解放されたいという思いもあるのではないだろうか。
サラリーマン時代のようになんでもコスト、コスト。合理化、合理化では農業に対する夢や希望を奪ってしまわないだろうか。
夢や希望で農業は続けられないというお叱りを受けそうだが・・・。


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農業に転職したい人は結構都会に多いらしい。私も20年暮らした埼玉を離れ、信州に移り住んだのは将来的には農業をしたいと考えたからだった。
農業をとりまく環境の厳しさは承知していたが、農業ほど自分に適した仕事はないのではないかとも感じていた。数ヶ月に渡り東ヨーロッパを旅した経験も、農業への関心に拍車をかけることとなった。
著者は経営コンサルタントのプロだった人。農業をいかにビジネスとして成り立たせるかという観点から見ればいろいろ参考になるし、田舎での人付き合いのコツも伝えている。
だが何か本質的なことが抜け落ちていないだろうか。単に経営だけを考えるなら、大規模に化学肥料と農薬を投入し、遺伝子組み換えもOKということになる。「それじゃダメなんだ!」ということであれば、それはその人の生き方の問題だ。「生きる思想としての農業」を多少とも論じて欲しい気持ちはある。


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