明神電車
(1円電車)

1929〜1985
明神電車とは兵庫県朝来町にあった三菱金属明延鉱業所から神子畑選鉱所まで鉱石を運ぶ鉄道である。軌間は762mmのナローゲージ。全長6km余り、その内4kmがトンネルで外に出たところを撮れる場所は限られていた。
ここ明延鉱山の錫は日本一の産出量を誇り、このほか希少金属のタングステン、銀、銅も日本有数の産出だった。線路は電化されていて電気機関車が客車や鉱石運搬車を牽いていた。鉱石専用の軽便鉄道に一般人が乗れることが珍しく、その乗車賃が1円でこれが「1円電車」として有名でマスコミにも時々取り上げられた。車輌の中には、自走客車と称するのがあり、いわゆる電車のようなものでそのスタイルの珍妙さが評判であった。1929年に開業したが人を乗せるようになったのは戦後1945年頃からである。しかし鉱山の閉山2年前の1985年廃止になった。
それ小間でも軌道の大部分は撤去されずに残り、車輌の一部は生野銀山や明延バス停前などに保存されている。
1983.7.30撮影

写真の上で指のマークが出ると拡大します。



神子畑の列車乗り場
先頭は18号機関車、鉱石輸送の主力機関車。次の二両は客車。
客車「わかば号」の車内。
ビニール張りの座席が向かい合っていますが膝が当たり、また立てば中腰にならないと頭を打つ狭さ。
護送車のような窓の格子はトンネルが素堀りのため手を出させないため。
これが乗車券
神子畑乗降所。
これは508mmの超簡単分岐機。
ナロー(762mm)と508mmとの3線軌道のポイント。
明神電車一の珍車、「あかがね号」客車です。まるで食パンのようなスタイル。しかも左右の車輪の大きさが違う。駆動輪は大きい方だろうと思われる。こんなの見たことありますか?
坑内用のバッテリー機関車
一円電車時刻表。
日用品の運搬にも大切な足
電車搭乗規定
神子畑選別所乗降所。トンネルも複線。
「わかば号」ただいま到着。
インクライン全景。
台車にレールが取り付けてある。
鉱車を運ぶ。
インクライン巻き上げ室。
こちらは人間用。
傘をさした
女性がまさに下るところ。
撮影可能区間を走る「一円電車」。
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