撮影の仕方実践編
このページでは実際に撮影の仕方と注意点に付いて書きます。
- 何故カメラは縦位置なのでしょうか。
横位置で撮影すれば撮影枚数も少なくて済みますし、画像処理もその分早く終わります。
しかしノーダルポイントでも触れましたように、横位置画面では視差がありすぎてつなげても写真に違和感が出てしまいます。
もちろんノーダルポイントが合っていてもです。
また、レンズの収差がつなぎ目では全く正反対に出てしまいますので正確な合成は出来ませんし、周辺光量落ちの問題も発生します。
絵作りの上でも横位置撮影では帯の様な非常に細長い写真になります。
縦位置で撮影してもレンズの焦点距離が長くなればやはり細長い写真になります。
これは天地の画角が狭くなってしまうからです。
- 露出について
360°パノラマ写真は全方位の写真ですので順光もあれば逆光も有り、ですからここは単純に順光時の露出と逆光時の露出の中間値をもとに、被写体に合わせて半段から1段程度移動して撮ると良いと思います。
- 分割撮影枚数
分割撮影枚数はレンズの焦点距離と被写体によって決まります。
15枚から24枚程度は必要です。
その根拠はレンズの収差や周辺光量の問題もさることながら、不足の状態に対応する意味合いが強いです。
360°パノラマ写真は一枚でもNG カットが生じてしまえばその写真は完成させることが出来ません。
その為にも各カットが50%以上、絵柄が重複していることが重要となります。
NG カットを両脇のカットが補填してくれるということなのです。
また、被写体がカメラに近い場合は分割撮影枚数を増やした方が良いです。
多角形の辺が増えれば多角形が限りなく円に近くなるように、インテリアの様な水平方向の直線が多い被写体は特に枚数を増やした方が得策です。
このような被写体は「ステッチャー」が得意とするところでもありますがもちろん
Photoshopでも修正出来ますが大変です。
- 撮影条件
撮影はマニュアル撮影が基本です。
露出、ピント,ホワイトバランス、すべて全カット同じにすることです。
撮影条件(環境)は通常の撮影と何ら変わりませんが、1枚写真と違って撮影中に露出が変わってしまう様な状況は向きません。それは天候がめまぐるしく変わる様な時です。
また、フレアーが発生する様な逆光の時も難しいですが、このような場合は光源(太陽)の真っ正面に向かって分割角度に関係なく1枚撮っておく事とそのカットの左右のカットを小刻みに撮影しおくことで問題を解決することが出来ます。
- その他
三脚を蹴るなどして動かしてしまった場合はいさぎよく最初からやり直すべきです。
三脚での撮影が不可欠なのですが、最近は国内外をとわず特にアメリカは観光地であっても三脚を立てるとポリスマンやガードマンがすぐに駆けつけてきますので、そのことを付け加えてこのパートは終了します。