Wed - March 29, 2006
Carey Ott / Lucid Dream
(2006 Dualtone Music)
『最近無茶苦茶よく聴いてる新譜シリーズ』第二弾!。
アメリカの知られざる良質のルーツ系やジャム系のアーティストの作品をここ日本でコンスタントにリリースし続けるレーベル「バッファロー・レコード」。そのバッファロー・レコードから今年リリースされたナッシュビル在住シンガーソングライター、キャリー・オットのファースト・アルバムです。
バッファロー・レコードがリリースする作品にしてはめずらしくポップでメロディアスな曲を作るシンガーソングライターなんですよね。このサイトでも紹介しているGlen PhillipsとかRon Sexsmithあたりととても近いかもしれない。
暖かくぬくもりを感じさせるアコースティックサウンドを基本に、ちょっとブリティッシュ風な憂いのあるメロディラインが印象的。曲によってはルーファス・ウェインライトを彷彿させるようななんとも味のあるボーカリストだなぁとも思う。
しかし、なんとまぁ胸を打つような曲ばかりなんだろうか。やっぱ俺はルーツミュージックとポップミュージックの間を行き来するようなシンガーソングライターに琴線が触れてしまうんだよな。
プロデュースはスティーヴ・アールやロン・セクスミスやレックレス・ケリーなどを手がけるRay Kennedy、リズ・フェアーなどを手がけるEd Tinkey、そしてCarey Ott自身というナッシュビル人脈。
去年もらったバッファロー・レコードのサンプラーにこのアルバム一曲目の「Am I Just One」が収録されていて、渋いルーツミュージック群の中でこの曲だけがすごくポップで印象に残っていたんだよね。
こんな風にまた出会えてとてもラッキ−。ありがとうバッファロー・レコード。
桜の舞う春の1日。ピッタリかもしれない。
【Official Site】
www.careyott.com
Posted at 11:05 PM Link
Mon - March 27, 2006
Mark Owen / How The Mighty Fall
(2006 Sedna Records)
今日から『最近無茶苦茶よく聴いてる新譜シリーズ』ってことで何枚か強力プッシュな新譜を載せていきます。ちょっとヤバイくらいお気に入りが何枚かあるんですよね。
まずは元テイク・ザット(UKのアイドルグループ)のメンバーだったマーク・オーエンの最新作。これがホントにホントに素晴らしいシンガーソングライターの作品になっているのですよ。
とりあえず騙されたと思ってCD店に行って買ってきましょう。絶対に後悔させませんよ。
2曲目の「Sorry Lately」は今年に入って凍っていた僕の「感受性」を一気に溶かしてくれた、涙なしには聴けない素晴らしい鳥肌ポップバラード。ちょっと聴くとジェームス・ブラントに似ている感じのボーカルだったりするけど、曲が良すぎます(笑)。
続く「Makin' Out」もワクワクするようなキラーチューン。ポップでありつつビートが効いたギターサウンドがたまらない。
5曲目の「Believe In The Boogie」はテクノ調のイントロからはじまってちょっと面食らうんだけど、歌が始まるとこれがまたシングル向きのポップチューンでため息がでるくらい。サビの感じはポップなT-Rexっていうのがピッタシ。かと思ったら終盤のコーラスワークはビーチボーイズがトーケンズかってような展開で全く・・・良すぎるよっ!!
7曲目「Hail Mary」は最新シングルのようで、これがまたすばらしいロッカバラード。この曲はマーク・オーエンのボーカリストとしての力量を聴いて欲しいですね。この曲はMaroon 5とかGavin DeGrawとかと同じ雰囲気です。
ボーナストラックの11曲目の「We Could Rule」はオーケストラが印象的な繊細で優しくて感動的なバラード。
っていう具合に他の曲もどれも良くて全部シングルにしてもいいくらい。あんたスゴイよ、マーク・オーエン。
プロデュースはベックやスーパーグラスやスリルズのTony Hoffer。キーボードには最近こちらも素晴らしい新譜をリリースしたRoger J.Manning Jr.が参加。カラフルなサウンド作りに一役買っています。
なにしろ老若男女問わず聴いてほしいですね。久々コピーして知り合いに無理矢理配りたくなるくらいの一枚です。
【Official Site】
www.markowenofficial.com
Posted at 11:27 PM Link
Thu - March 23, 2006
つな掴#8:トゥーランドット
こないだの祝日から数年ぶりに家のレコード整理を始めてしまった。
今回はUKものとUSものを分けるのがキモ。最近の俺の聴き方に合うように。そして数年分の未整理のレコードを整理しなきゃいけない。
つーか、俺はロブ(ハイ・フィディリティの)か、まったく何やってんだか・・・。
そういうわけで何かと久々に出会うレコードが多くて、いちいちターンテーブルにのせてしまうから始末が悪い(笑)。
でタイムリーにも伊藤銀次氏のこんな記事を読んでしまったら「トゥーランドット」と「ロイ・オービソン & ジェフ・リン」の関係を自分の耳で確かめたくて、89年ロイ・オービソンの遺作となってしまった俺の超大好きな大推薦名盤「Mystery Girl」のLPを引っ張りだして聞き入ってしまった。
Virgin (1992/06/29)
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んー、なるほど、A面4曲目に収録されている「I Love So Beautiful」は「トゥーランドット」を下敷きにしていたのか。目から鱗。ジェフとクラシックオペラという関係はなるほどと思う。
でもやっぱ俺としてはロイの唯一無比の「歌」がオペラ的であるところ(確信犯的に)にも注目したいなぁ。だからロイもこういう曲を下敷きに作ったと思いたい。
こうなると、やっぱウィルベリーズも聴かずにはいられないってことでレコードを引っ張りだして聴く。
Wilbury (1990/10/25)
んー、いつ聴いても「ハンドル・ウィズ・ケア」は名曲だなぁ。なんか今聴くとボブ・ディランがいい味だしてると思う。やっぱ最近ボブ・ディランへの思いが変わったからだ。
リリースされた当時は俺、ボブ・ディラン嫌いだったからなー(笑)。
もうこうなると止まらない。
「ハンドル・ウィズ・ケア」といえばRilo Kiley(USオルタナカントリーバンド)のJenny LewisがJenny Lewis with the Watson Twinsとして今年リリースしたデビューアルバム「Rabbit Fur Coat」に「ハンドル・ウィズ・ケア」が収録されていて、これがなんともチープで微笑ましいカバーバージョンとなっている。
だいたいオリジナル通りなんだけどドラムが刻むリズムが妙に単調でシケた感じ(笑)。Death Cab For CutieのBen Gibbardがボーカルで一節歌ってる。
Team Love (2006/01/24)
しかし、このWatson Twinsって何モンやねん。
おー、双子、いや兄弟ものが聴いてみたくなったぞ。エバリーといきたいところだけど、やっぱ夜はしっとりAlessi Brothersで・・・。
止まらない、止まらない・・・。
Posted at 01:22 AM Link
Mon - March 20, 2006
シンガーソングライター花ざかり
ここんところの新譜ラッシュでかなり飽和状態な今日この頃。
シンガーソングライター系ばかり買うくせに、最近のバイオリズムがあっていないのか、いまいち心震えるものがないんですよねー。いや、駄作というわけではなく自分の気分の問題。なので購入した中でも恐らく名作だろうというもの(感覚的に)についてツラツラ挙げておきます。
Jesse Harris / Mineral (2006 Secret Sun Records)
日本盤が先行発売されていたので何を今更という感じでしょうが、やっと輸入盤がリリースされたので迷うことなく購入。
まさにアルバムタイトルのような透明感があって心地よいサウンド。相変わらずヘタうまなボーカルは健在(笑)。天気のいいポカポカな日曜日にうつらうつらしながら聴きたい一枚。
Richard Julian / Slow New York (2006 Manhattan Records)
またまたノラ・ジョーンズ人脈から孤高のシンガーソングライターがデビュー。
ノラ・ジョーンズというプランドによって新人にもかかわらずここ日本のCD店でも異例のプッシュのされよう。まぁ、残念ながらそれほど商業的なアルバムではないと思うよ(笑)。
いや、駄作っていうんじゃなく、カントリーやフォークミュージックを下敷きにした渋いルーツ系アルバムとしてピカいちなアルバムだと思う。
僕が興味深いのはこのアルバムがブラッド・ジョーンズがプロデュースしているという点。んー、ポップ系だけでなくこういうルーツミュージックにも精通しているんだなぁと。
Little Willies / Little Willies (2006 Blue Note Records)
まぁ、こちらもノラ・ジョーンズのサイドプロジェクトということでCD店およびその他メディアでのプッシュのされようには驚きです。きっと、来年には山のように中古CD店に並ぶんだろうなぁ(笑)。
こちらもかなり商業的なアルバムではないと思うよ(笑)。ノラ・ジョーンズの「ドン・ノウ・ホワイ」あたりを期待してる人は期待はずれになると思います。
Richard Julianと同様かなりアメリカンルーツミュージック度が高くて渋〜いアルバム。買う前にしっかり試聴しなさいと忠告したいね。
Jules Shear / Dreams Don't Count (2006 Mad Dragon Records)
ロン・セクスミスと並んでリアルタイムで買い続けている大好きなシンガーソングライター、ジュールズ・シアーの新作。
いやー、この新作は渋すぎます。アコギと弦楽器でジュールズ版フォークミュージックという趣き。
KT Tunstall / Eye To The Telescope (2006 Virgin Records)
去年イギリスに行ったときTVでもラジオでもやたらかかっているなぁと思ってたら、やっぱきましたね。ブリットアワードを穫ったとか。今年に入ってもチャートを上昇しているUK新人女性シンガーソングライター。
いやー、ジェームス・ブラントといいダニエル・パウターといいこのKT Tunstallといい、どうしちゃったんでしょうUKチャート。シンガーソングライター花ざかりですよねー。
今年に入ってやっとCCCDではない通常CD盤がリリースされたために購入。
Posted at 01:01 AM Link
Mon - March 13, 2006
うぉー、Golden Smog復活!
何気なくRelixを見ていたら感動的な記事ハッケン。
『アメリカーナ界のスーパーバンド復活 03/09』
オルタナ・カントリー界の人気バンドメンバーによるスーパーグループとして知られるGolden Smogが8年振りに復活する。6月18日にLost Highway Recordからリリースされる4作目のアルバム『Another Fine Day』でこの作品は1998年の『Weird Tales』以来の作品である。(Relix Japan)
アルバム全てが名盤と思ってる、俺にとっては夢のグループ、Golden Smog。
6/18に新譜ね、メモメモ。
Posted at 11:10 PM Link
Willie Nile / Streets of New York
(2006 Reincarnate Music)
リバプールがCLで負けてしまったり「時効警察」が終わってしまったりで心にポッカリ穴が空いてしまった三十路半ばのやさぐれ男です(笑)。
それはさておき、久々新譜をば。
かなりのベテランらしいWillie Nileの6枚目のアルバム。久々に試聴でひっかかった一枚。
エレクトリック・ディラン・フォロワー。歌い方、詩の感じ、そしてワシントン・スクエア、ブロードウェイ、ブレッカー・ストリートなど、ニューヨークを題材にしているところにも同じ匂いを感じます。
そしてこの疾走感。若き日のブルース・スプリングスティーンそのものでないですか。ボーン・トゥー・ランあたりのストレートなロックンロールにも影響を受けているのだろう。
まぁ極めつけは5曲目の「The Day I Saw Bo Diddley in Washington Square」だろう。ディランの曲だといっても誰も疑わないような「イッツ・オールオーバー・ナウ、ベイビー・ブルー」や「ハードレイン」あたりの初期ディランまんまの一曲で、歌い方も吐き捨てるようなディラン節。
アメリカの底力。
【Official Site】
www.willienile.com
Posted at 12:11 AM Link
Thu - March 09, 2006
奇跡おこらず、くぅ〜っ
負けたよ。トホホ。
負けてもFAカップ、プレミア2位に向けて応援するっ、リバプール。本当にファンになった気がするよ。
You 'll Never Walk Alone.
Posted at 07:26 AM Link
CL奇跡を再び!!
ただいまCLセカンドレグ、リバプール戦観戦中。朝6時前。
あぁ、リバプールがホームで1点とられて、3点必要な状況に(泣)。
昨年の奇跡を再び!! モリエンテスいれてくれぇ〜。トラオレ余計なことするなよっ!!
神様ぁ〜〜〜。

くそっ!、コイツがはずしまくり(怒)。
Posted at 05:47 AM Link
Mon - March 06, 2006
Ray Davies / Other People's Lives
(2006 V2 Music)
スタジオ録音のアルバムとしては初のソロ作品なんだそうで、へぇ〜って感じ。
いやはや、最近のオールドロック世代の新譜ってなんでこんなにカッコいいんでしょうか。すげーな。ギター、ガツーンでよれよれボーカル、タイトなリズムだもの。ところどころ大英帝国っぽい牧歌的な雰囲気もまじえつつ、最高のロックンロールショーがつまった一枚。
キンクスって正直60年代のものしか聴いていないんだけど、最近のはこういう感じなんでしょうか。そうなら突っ込んで聴いてみたい気はします。
このアルバムを聴くとわかると思うんですけど、キンクス、レイ・ディビスって最近のブリティッシュロック勢のフォーマットにすごい影響を与えている人なんだなぁと改めて感慨深いです。古くはポール・ウェラー率いるジャムだとかネオアコ勢だとか最近だとアークティック・モンキーズとか人気どころのアーティストはやっぱ参考にしてるよなぁ。
そういう意味でブリティッシュロック好きの人には、このアルバムを聴かずしてどうする!と言ってやりたい一枚です。
【Official Site】
www.raydavies.info
Posted at 11:06 AM Link
Thu - March 02, 2006
Roger Joseph Manning JR. / Solid State Warrior
(2006 Pony Canyon)
元ジェリー・フィッシュのメンバーの待望の1stソロアルバムがリリース。これがいきなり2006年上半期の上位にいきそうな快作なのです。
いわゆるソフトロックなのだけれども、シャレてるとかそういう雰囲気でなく、すごくストレートなポップスであるところに驚いたんだけど、逆にそこに好感を持ったんですよね。
もちろんビートルズ(特にポール的な)、ホリーズなどブリティッシュポップ勢の影響はあるんですけど、しっかりとアメリカンポップスの伝統を感じるんですよね。ニール・セダカ、ブライアン・ウィルソンに代表される60年代ティンパンアレイ系ソングライター達のDNAをしっかりと受け継いでいるんだなぁ。
でも・・・、この澄んだ声、このコーラス、このメロディはもろクリス・レインボウに激似じゃないですか。独り多重録音なところまでソックリ。クリス・レインボウが好きな人は100%フィットするでしょうね、そういう人にはお勧めです。
全曲自分で作詞作曲、セルフプロデュース。このめくるめくサンシャインポップを楽しむべし。
さぁ、あとは御大アンディ・スターマーだけなんだが・・・。
【Official Site】
www.rogerjosephmanningjr.com
Posted at 12:59 AM Link










