仕事して夜はMET気分
朝から仕事。なんとか今日中に終わらせて相方に送りたい。
が、目処は立っているので、午前中はダラダラ。
ブランチは昨日の残りの豚バラ肉大根鍋。それに炊き立てご飯に生卵。
午後、ダッシュをかける。
あと少しというところで、時間。
本日はMETライブビューイング。今夜はプッチーニの「ラ・ボエーム」。指揮が贔屓の、というか大ファンのニコラ・ルイゾッティだから、絶対に見逃せない。
相方と北千住で待ち合わせて、つくばエクスプレスで「柏の葉キャンパス」。都心の劇場に出かけるより、ここの方が空いてていい。人混みの中を歩くのは疲れる。
ドンクでパンを少々買ってMOVIXへ。窓口で前回の半券を示せば300円引いてくれる。ネットで買っておくほうがスムーズに入場出来るのだが、まあ満席になる事はないし、我々が好きな前のほうの席は特に空いているから焦る事はない。
窓口でえらく時間がかかっているオジサンは、どういう予約の仕方をしたんだろう?まあアタシも、MOVIX友の会みたいなのに入ってカードを発行してもらうのに少々時間を食ったけど。
で、「ボエーム」。
オケの音はいいのだが、歌手の声がなんだか籠った感じ。紙をくしゃくしゃにする音やお皿を割る音で判断する限り、やっぱり音が籠ってる。でもそれは仕方がない。映画みたいに音が録れないんだし。
先日、新国立劇場で観た「ボエーム」はなかなか良くて、ミミが愛らしかったが、ゲオルギューのミミは達者だけど貫録がある。ロドルフォのラモン・バルガスは上手い。顔がなければ。なんだか斉藤暁みたいで、横目でミミを見る表情がすごーくエロオヤジ。しかし画家マルチェロのルドヴィク・テツィエールが実にイケメン。ムゼッタがなんだかんだあっても別れないのに納得させられる男前。そのムゼッタもいい。
ルイゾッティは、いつもながらニッコニコしながら指揮をするのが楽しくて仕方がない気分を発散させながらの指揮ぶり。で、オケから流れる音は色彩的でメリハリのある音。これを聞いちゃうと他の指揮者のプッチーニは聴きたくなくなる。出番寸前までルネ・フレミングのインタビューに答えたりして大奮闘。
それにしても、ゼフィレッリの演出は凄い。特に第二幕。METの舞台転換のワザも物凄いが、一気に大群衆が舞台に出現するのだ!
それにしても……このオペラは、何度観ても泣ける。泣けて泣けて、切ない。なんというか、書いてしまうと恥ずかしいけど、オジサン世代が「青春」を回顧すると、実に楽園の日々というか、酒とバラの日々(貧乏だって愉しさに替えてしまう若さというパワー。って、こういう表現自体、自分がオジサンになった事を実感するんだが)で、しかし、哀しい。第一幕と第二幕は、明るくて生きてる事が素晴らしくて愉しくて仕方がない、という明るければ明るいほど、哀しいのだ。初めて見てもあとの悲劇を予感させるし、何度も観ていると、第一幕と第二幕が明るければ明るいほど、胸掻き毟られて落涙する。
第三幕は、真面目過ぎるカップルより、なんでも陽性にぶつけ合うムゼッタとマルチェロみたいな方がヨイ、と実感させる。収録カメラのレンズについたゴミがヒジョーに気になったが。
で、第四幕。すべての青春ドラマの原点がここにあるなあ、としみじみ思う。ヒロインが死んでしまう、というのはないけれど……。もっと意地悪く描けば、ルイ・マルの「鬼火」になるんだろうけど。その後の彼らはどうなってしまったのかなあと、観るたびに考える。
今回のミミは、「清純一辺倒ではない女」「華やかなパリに出てきて、ゼイタクだってしたい女」(それはつまりリアルな女なのであって、男が神聖化しない、「聖少女」ではない生身の女」として造形されているけれど、粗末な部屋で一人で刺繍をして暮らしている女が、ふとした事で男(これも貧乏で心に欠落がある)と出会って暗い部屋にバラが一輪突然咲いたような恋が燃え上がる。それがとてもリアルに演出されていた。純情な童貞君と処女の話にしてしまうと、「すべて貧乏がいけないんだ!」みたいな薄っぺらいものになってしまうけど、こういうリアルな人物にする事で、物語に普遍性が生まれて、すべての人間の思い出を掘り起こし、心を掻き乱す。
プッチーニの音楽が、思い出を美化し、辛い記憶を優しく癒してくれる。
凄いねえ。実に凄い。
しかもそれを、2時間強のコンパクトな作品に収めているのだ。まあ、4時間も5時間も青春の苦さ切なさを見せられたら拷問だけど。
8時過ぎでまだ店も開いているので、フードコートで排骨麺を食べるが、これが激しくハズレ。もう食わねえよワーンな味だった。ららぽーと系のフードコートは要注意である。
帰りの車中で仕事の打ち合わせをして、帰宅。
まだ10時だからちょっと仕事をしようかと思ったが、帰宅したら疲れてしまって、ダメ。録画した「篤姫」を観る。またまたスーパー・ヒロインの篤姫は、水戸様を篭絡してしまったぞ。女中顔の篤姫は、史上最強のオヤジ・キラーなのではないか?このキラーぶりで、幕府側と薩長側双方のオヤジたちを篭絡して日本に平和をもたらすのか。まあ、明治の世は平和ではなかったんだが。
0時過ぎ、就寝。
本日の体重:87.5キロ
本日の摂取カロリー:2243kcal
本日の消費カロリー:3185kcal
Posted: (日) - 4 20, 2008 at 09:32 AM
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